アルファタウリF1代表、3年目の角田裕毅は「うまくやらなければならない」
スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表フランツ・トストは、F1での3シーズン目を迎える角田裕毅は「うまくやらなければならない(get it together)」と語った。

ベテランのピエール・ガスリーが移籍し、ルーキーのニック・デ・フリースが加入したことで、今年のアルファタウリF1チームのダイナミスは変化した。

ニック・デ・フリースはまだ1年目だが、角田裕毅より年上であり、他のカテゴリーでの経験や他のF1チームでの知識も持ち合わせている。

フランツ・トストは、新人であるニック・デ・フリースの活躍を期待している。

角田裕毅は長期的にはレッドブルのランクを上げようとしている他のドライバーたちとの競争にさらされる可能性があり、フランツ・トストも今シーズンの活躍に期待している。

今シーズンの角田裕毅の取り組みについて「彼はクラッシュしないようにして、彼の優れたドライビングスタイルとアグレッシブなドライビングスタイル、そして才能を生かす必要がある。というのも、私は裕毅が非常に高い技術を持ったドライバーだと信じているからだ」とフランツ・トストは語った。

「彼はとにかくうまくやらなければならない。彼は今、3年目のシーズンを迎えている。この2年間で多くを学んだと思うし、まだ若いということも忘れてはいけない。冬の間、彼は新しいコーチのもとで、とくに体力面では本当によく頑張ってくれた。そして、裕毅には、クラッシュしないことを期待している!」

フランツ・トストは、角田裕毅がハンドルを握っている間、彼の感情に取り組まなければならなかったことを認め、彼のトレードマークとなったカラフルなラジオメッセージを紹介した。

「裕毅はF1に入ってきたばかりで、とても若かった」とフランツ・トストは語る。「そして、何か思い通りにいかないことがあると、感情をあらわにする。私は彼に、それはあまり良くないと伝えた。感情的になるのは、運転中の集中力やエネルギーを奪うからだ」

「無線で大声を出すより、もっと車の運転に集中したほうがいい。とにかく、それは誰の助けにもならない」

「でも、クルマの中では、起きたことはもう過去のことなんだから、今起きていることに集中することがもっと大事なんだ。

「何か問題があったのかどうかは、後になってから考えればいい。クルマの中で起きたことは、もう過去形なんだ。だから、今起きていることに集中することの方が、より重要だ」

「そのことに、彼には気づいてほしい。再び集中力が削がれ、前に進む力を奪ってしまうからだ」。

角田裕毅にとって、今年は勝負の年かと質問されたフランツ・トストは「勝負の年とは言わないが、もちろんパフォーマンスを見せなければならない。彼が自分の持っている力をすべて発揮してレースをすれば、必ずいい結果が出る。私はそう確信している」

フランツ・トストは、クルマの開発を推し進める上で、誰がチームをリードするのかという疑問はまだ残っているという。

「ナンバーワンやナンバーツードライバーはいない」とフランツ・トストは主張する。

「どちらのドライバーも平等に扱われている。技術的な面でリードするドライバーは、そのうちわかるでしょう。なぜなら、裕毅の方がF1経験が豊富だからだ。

「ニックは一般的にレース経験が豊富だ。彼らは非常に近いところで仕事をすると思うし、少なくとも私は、彼ら2人から最良の面を引き出すことができると願っている」

スクーデリア・アルファタウリ F1

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / 角田裕毅