F1 フェルナンド・アロンソ マクラーレン アゼルバイジャンGP 2018年のF1世界選手権
マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、オープニングラップでダメージを負ったF1アゼルバイジャンGPでの7位入賞は“粘り強さとプライドの結果”だと胸を張る。

13番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソは、1周目にセルゲイ・シロトキンとニコ・ヒュルケンベルグの接触事故に巻き込まれ、ターン2の右側の前後両輪がパンク。フロアを引きずりながらもなんとかピットに帰還。

ピットウォールのウォールに接触しそうになりながらも、なんとかピットまでマシンをコントロールしたフェルナンド・アロンソは、新品タイヤと新しいノーズで最後尾から挽回を見せ、波乱のレースを7位で走り終えた。

「マシンダメージの画像を見た。ようやく確信したっよ。あれは再現不可能なレースだった」とフェルナンド・アロンソはinstagramに投稿。

フェルナンド・アロンソは、あのラップを走りきれるドライバーは自分だけだろうと強調する。

「また7位だったけど、これは粘り強さとプライドの結果だ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「そもそも、ピットレーンにたどり着けるドライバーは他にはいないだろう。たぶん他の人ならマシンを止めているだろうし、ピットレーンにたどり着いたとしてもリタイアしていたはずだ」

「でも、僕たちはマシンを止めることも、リタイアすることもなく、長いレースでずっとウォールに近づきながらハースにプッシュして戦い抜いた。人生で一番のレースだったと思っている」

「奇跡のおかげでピットレーンにたどり着いた。タイヤは2本ともなくなっているし、フロアにダメージを負い、フロントウイングも損傷して、ありとあらゆるものがダメージを負っていた」

「みんながタイヤを交換してくれたけど、クルマは酷いダメージを負っていると言われたので、完走するのは無理だと思ったし、走れたとしてもかなり遅いだろと思っていた」

「でも、オーバーテイクすることができたし、セーフティカーも入ったことで、最終的にいくらかポイントを獲ることもできた」

マクラーレンは、開幕4戦でいまだQ3進出を果たせていないものの、フェルナンド・アロンソは3戦連続での7位を含めて全戦でポイントフィニッシュをしており、ドライバーズ選手権で6位につけている。

また、今期F1と並行してトヨタからWECにフル参戦するフェルナンド・アロンソは、今週末スパ6時間レースに出場する。

トヨタについてフェルナンド・アロノソは「長い冬の間のオフシーズンテスト中、チームは本当に頑張ってくれた。このチームとFIA世界耐久選手権の開幕戦に臨めるのは素晴らしい気分だ」とコメント。

「ル・マンもあと1ヶ月半後に迫り、僕自身、身が引き締まる思いだ。僕にとって初めてのWECレースへ向けた準備はとてもエンジョイできたし、セバスチャン、一貴をはじめ、チームのドライバー達と共にこなしてきたテストは素晴らしい経験だった。そこに強力なチームスピリットを感じた」

「チーム全員がひとつの目標に向かって努力を続けており、この一体感を実際のレースウィークに体験できるのが本当に楽しみだ」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / マクラーレンF1チーム / F1アゼルバイジャンGP