アレクサンダー・アルボン 2025年のウィリアムズF1所属を保証せず
アレクサンダー・アルボンは、今後数週間のうちにF1ドライバー市場に動きが起こるのではないかと考えており、2025年まで結んでいるウィリアムズ・レーシングとの契約を全うするこについて明言を避けた。

2022年にF1復帰を果たしてから評判を回復させたタイ出身のアレクサンダー・アルボンは、昨季ウィリアムズが獲得した28ポイントのうち1ポイントを除くすべてを獲得し、ランキング7位に貢献した。

その活躍により、アルボンの名前はトップシートへの復帰候補へと浮上し、レッドブルが元ドライバーのオプション獲得を要求しているとの報道も出ている。

ウィリアムズ・レーシングのF1チーム代表であるジェームス・ボウルズはこの冬、アルボンが2025年までの契約を保持していることを明かしたが、早期離脱を防ぐつもりはないことをほのめかしている。

アルボンは、2025年もウィリアムズに所属することを保証できるかどうかとの質問に「今のところはコメントしたくない。僕はまだこのことに集中している」と答えた。

「すべてが早い段階で、非常に急速に進んでいる。明らかにニコ(ヒュルケンベルグ)がザウバーで引き金を引いたばかりだし、すぐに2つ目の引き金が続くだろうと確信している」

「どこに行くかということも含めて、来年というよりは再来年に向けて、その側面に焦点を当てていきたいと思う」

「今後数週間で、グリッド全体の決定が最終決定されることになる」

ウィリアムズ・レーシング

開幕前にフェラーリがメルセデスから7回のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンを引き抜いたと発表したことで、ドライバー市場の動きが活発化した。

アルボンは、F1シーズンの早い段階で、現在のレースキャンペーンと自分の将来の展望についての疑問のバランスを取るのは新たな経験だったと認めた。

このような憶測に対処するのが通常より早かったのではないかとの質問に対し、アルボン「そうだね」と答えた。

「正直なところ、こんなに早く話がまとまったのは初めてだ。自分だけでなく、誰にとっても新しいことだ」

「もう少し仕事が必要だ…今年のこの時期には、パドックの周りを歩いているマネージャーがたくさんいるのを見かけるだろう。彼(マネージャー)がここに来るのは今年初めてだ」

空席となったメルセデスのドライバー候補と目されていたアルボンだが、今季のウィリアムズは圧倒的なスタートダッシュに失敗しており、このところそのつながりは冷え込んでいる。

長年の制約を払拭するためにマシンのコンセプトを一新したことで、ウィリアムズは相対的に後退し、開幕から6レースで得点を挙げることができていない。

しかし、アルボンはウィリアムズが正しい道を歩んでいると主張し、2026年のレギュレーション改正が予定されているにもかかわらず、来シーズンが重要な指標となることを示唆している。

その大きな変更をカバーするための長期契約が、彼の決断に不可欠な要素だったのかどうか尋ねられたアルボンは「いや、それほどでもない」と答えた。

「それよりも、チームがまとまっていることが重要だと思う。チームとはそういうものだ。2025/26年は、チームがどのようにコンセプト的にマシンを設計したかを理解するのに良い方法であり、2026年に向けてマシンが大きく変わることになるのだから、マシンのDNAがどこにあるのかを知るのはいいことだ」

「フィードバックをし、言語やコミュニケーションを理解することが重要であり、それがチームが2025年から2026年の移行にこれほど集中している理由だ。それは成功か失敗か?そうじゃない」

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / ウィリアムズ・レーシング