Q3に進むことができなかったトヨタF1チーム
トヨタは、F1 イギリスGP予選で、ティモ・グロックが12番手、ヤルノ・トゥルーリが14番手だった。

ティモ・グロック (12番手)
「公式練習の半分を走行できなかった、昨日の問題に引き続いて、今日も難しい一日となってしまった。多くのクルマが接戦している中で、我々は僅かに第3セッションに及ばなかった。おそらく我々が失った練習時間が影響しているんじゃないかな。それでも、午前中は結構良いペースだったから、10位以内には入れると感じていたんだ。だから、なぜうまく行かなかったのか分からない。今日の雨の後、コースはラバーが流れもう少しグリーンになった。こういうコンディションの中で、我々がタイヤを100%生かしきれたとは思えないから、多分それが今日手こずった理由だ。明日の天候を見てみないと分からないけど、レースは油断のならないものになるだろうね。」

ヤルノ・トゥルーリ (14番手)
「10位以内に入れなくて、また我々がこのサーキットで高い競争力を持っていると思えないのが残念だ。我々は、昨日何が起きたかは分かっているし、そういうこともあるから、昨日の事は問題ではない。 しかし、今週末はクルマのバランスに手こずった。予選は素晴らしいものではなかったし、クルマは第1セクターでボトミングが激しかった。そのせいで時間を食ってしまい、残りの走行でもリカバーすることはできなかった。 我々はクルマそのものを変えてはいないから、奇妙なことだよ。風が大きく変わるときは、正しいセットアップを見つけるのが難しいんだけれど、万一、明日が雨のレースになる場合に備えて、ウェットセットアップを選択した。今は、ただその選択がうまく行って、日曜日はより良い日になることを願っているよ。」

パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「マニクールでのパフォーマンスを踏まえた先週のテストの後で我々が期待したような結果にはならなかった。様々な理由により、昨日は両方のクルマにとって難しい金曜日となったが、リカバーできるだろうという兆候は見出していた。午前中の公式練習3回目では、我々の通常の準備はうまく行ったが、予選ではそれを反映できなかった。天候は第1セッションの邪魔はしたが、我々には明確な天候予測があり、しっかり管理していたので、天候が結果に影響したわけではない。我々が本当に望んだポジションではないので、今は作業に戻って、何が起きたかを理解する必要がある。もちろん、天候はどうなるか分からないから何でも起こりうるだろう。我々は、明日のコンディションから、どうしたら最もいい恩恵を受けられるかを予測したい。」

新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「まったく残念なことにヤルノ、ティモ二人揃って最終予選に進めなかった。昨日は問題があったが今朝の第3プラクティスではその影響もなく、順調に走行することが出来た。予選ではトップテン入りも可能と思っていたが、今までなかったボトミングが起こるなどし、路面条件が変わりやすい中で、あともう一息タイムが伸びなかった。ただし雨の可能性が拭いきれない予選に対して、いろいろなケースを想定して準備を進め 実際、予選第1セッションの途中で雨が降ったが上手く対応出来たことはポジティブなこととして受け取っている。レースに向けてはトップ10に入れなかったことで、逆に作戦の自由度は広がったと前向きに捉えて、変わりやすいイギリスの天気でも何とか切り抜けてポイントを少しでも獲得出来る様にがんばりたい。」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1イギリスGP