ネルソン・ピケJr.解雇
ネルソン・ピケJr.とルノーのチーム代表は関係を悪化させており、ピケJr.の解雇は時間の問題とされている。

ネルソン・ピケJr.はハンガリーGP前にチーム残留が危ういことを認めていたが、噂ではハンガリーGP出走も危うかったとされている。ピケJr.はハンガリーGPを予選15位、決勝12という結果で終えた。

フラビオ・ブリアトーレは、ピケJr.に大きな期待を寄せていたが、結果が出ていないことは言い訳できないと語る。

「私は常にドライバーとして扱ってきた」とブリアトーレは語る。

「ピケJr.はフルタイムのシートに座って2年目であり、もっとうまくやると期待していた。彼がアロンソに比べてテストが少なかったのは確かだ。足を骨折したウェバーはベッテルよりテストが少なかった。でも、今の彼の順位はどうだ」

「結果が出ないとき、『悪いのは天気だ、観客のサングラスのせいだ、ストレートでスピンしたから...』と言い訳を始める」

「アロンソとピケJr.のマシンに0.7秒も技術的な違いはない。もしそれが本当なら、タイトルを優勝できるマシンがあるということだ。だが、残念ながらそうではない。技術的な差は最小限であり、レースで差が出るようなものではない」

一方、今シーズンまだポイントを獲得していないネルソン・ピケJr.は、ハンガリーGPでフェルナンド・アロンソがリタイヤしたあと、レース終了前にサーキットを離れたブリアトーレが彼を尊重していないと主張した。金のことしか考えていないと批判している。

「フラヴィオはビジネスマンだ。でも彼はF1のことなんて全くわかっていない」とピケJr.は語る。

「彼は僕のマネージャーだけど、チーム代表として僕のことを尊重していない」

「彼は金のことしか考えていないんだ。自分の関係する仕事からいくらポケットに入るかだけを考えている。友人がいない人間なんだ。毎日、誰もが僕にどうなっているんだとと聞く。僕だって黙っていられない」

「ウェバーは2001年からF1に参戦している。彼はテストが無制限だった時代にF1を始めた。彼はおそらくテストで2万km以上は走っているだろう。だからフェアな比較ではない。今は経験不足のドライバーにはかなり難しい状況だ」

「それとは別に、僕はブリアトーレとアロンソと戦わなくてはならない。アロンソは素晴らしいドライバーだ。僕が予選で競争力がなかったときは、自分が一番よくわかっている。でもブリアトーレがそれを理解していない場合、僕に何ができるというんだ?」

ルノーは、ピケJr.を解雇し、リザーブドライバーであるロマン・グロージャンを出走させるとの憶測が強まっている。

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カテゴリー: F1 / ネルソン・ピケJr. / ルノーF1チーム