フェルナンド・アロンソ F1ピット速度違反は「ホイールセンサーが過熱した」

アロンソは18位で完走。ペナルティは結果に大きな影響を与えなかったが、チームは現在、大幅アップデート版「AMR26B」の投入を待つ厳しい時期にあり、現行マシンで得られるデータ収集を最優先としている。
ホイールセンサーの異常が原因と推測
アロンソはレース後、ピットレーン速度違反がソフトウェアの問題だったのか、それともピットレーンスピードリミッター操作のミスだったのかと質問され、ドライバー側のミスではないと否定した。
「いや、指の操作ミスではない」
そのうえで、フロントホイールの速度センサーに発生した異常が原因ではないかとの見解を明かした。
「2回目のピットストップでは、チームから『ピットレーンでは手動で約75km/hで走ってほしい』と言われた」
「数週間前のプラクティスでも何度か起きていたことなんだ。フロントホイールのセンサーが時々熱を持ちすぎて、実際とは違う速度を表示してしまう。今回も、おそらくそれが原因だったと思う」

現状は新型マシンへ向けたデータ収集
オーストリアGPで18位に終わったアロンソは、現時点では結果よりも将来へ向けた情報収集が重要だと語った。
「バルセロナ・カタルーニャGPではバッテリーの問題があって完走できなかったけれど、それ以外の最近のレースは最後まで走り切れている」
「チームのためにできるだけ多くのデータを集めようとしている。エネルギーマネジメントや、レース序盤にさまざまなマシンの後ろを走ること、それから周回遅れになった後も数コーナーだけは他車と比較できるから、自分たちのマシンの弱点を把握できる」
「そうしたフィードバックは役に立つ。今のパッケージとペースでは、それが僕たちにできる唯一のことだ。少しでも将来につながる情報を集めて、新しいマシンが投入されたときに、より準備が整った状態で臨みたい」
「1周ごとに将来への準備が進んでいる」
アストンマーティンは直近2戦で予選ペースがキャデラックより約1秒速いタイム差をつけられるなど苦戦が続いている。
それでもアロンソは、現状でも得られる収穫はあると前向きな姿勢を崩さなかった。
「少しずつ理解は深まっている。例えば前のマシンから1秒以内に近づいた時に得られる追加エネルギーなど、そういうことも学べている」
「そもそも僕たちは完走できなかったレースが多く、他車と戦う機会もあまりなかった。だから1周走るごとに新しいことを学び、シーズン後半にマシンの競争力が高まった時に備えることができる」
現状のアストンマーティンは厳しい戦いが続いているが、アロンソは現行パッケージで可能な限りデータを蓄積し、大幅改良版AMR26Bの投入後にその成果を生かすことを見据えている。
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