野田英樹
元F1ドライバーで2010年のル・マン24時間を最後に現役を引退していた野田英樹が、「特定非営利活動法人青少年少女モータースポーツ振興会」を発足。栃木県茂木町の支援を受け、「NODA RACING ACADEMY(ノダ・レーシング・アカデミー)高等学院」を設立する。

NODA RACING ACADEMY高等学院は、高等学校の勉強を行いながら、毎日一流プロドライバーになるためのカリキュラムをこなし、サーキットをほぼ毎日走行しながら、校内レースも開催。優秀な成績を収めた生徒にはプロデビューの道が約束される。また大学への道も選択できるようなカリキュラムが設定されている。

講師には、校長の野田英樹をはじめ、インディカーなどで活躍するロジャー安川、SUPER GTに参戦する加藤寛規、チーム・ルマン代表の土沼広芳などが名を連ねている。

「悲惨な震災、その後消息のめどが立たない原発事故。レース業界では大手メーカーの国際レースからの撤退や活動縮小。社会的な情勢も未だ不安定な状況が続いている現状、皆様にとっても辛い時期かと思われます」と野田英樹はコメント。

「しかしだからこそ直のこと我々は一人ひとり前向きに前進する必要があると思います。モータースポーツは決してこのまま終わってしまうものではありません。夢を持って自分を信じ、頑張っている青少年少女が居ることを忘れないでください」

関連:野田英樹、現役レーサーを引退 - 2010年6月13日

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カテゴリー: F1 / F1関連