マクラーレン・ホンダ F1 2016 シンガポール 結果
マクラーレン・ホンダは、F1シンガポールGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソが7位入賞。ジェンソン・バトンはリタイアで終えた。

フェルナンド・アロンソ (7位)
「今日は7位が僕たちの達成できる最高順位でした。メルセデス、レッドブル、フェラーリのそれぞれ2台のマシンに続く、残りのチームの中ではベストな結果だ。今週末、僕たちはここで4番目に速いチームというわけではなかったので、今回の結果はいい戦略と好スタートを切ったおかげだ」

「スタートでは外側に行くことを選択し、クラッシュが発生したときにはすでに6番手に浮上していたので、影響を受けることはなかった。その後、1コーナーでは非常に遅いタイミングでブレーキングし、ダニール(クビアト)とキミ(ライコネン)をオーバーテイクした。すべてのことがうまくいった。時には運を味方につけることが必要だ。一時は表彰台に上がることも期待していた。前方のマシンになにかが起これば、そうなる可能性はあったけど、結局、上位陣のハプニングはないままレースが終了した。ただ全体的に、今日はできる限りのことをした」

ジェンソン・バトン (リタイア)
「43周目でリタイアしたけど、正直言って、僕のレースは1周目で事実上終了した。スタートは非常によく、バルテリ(ボッタス)の横につけた。ただ、ニコ(ヒュルケンベルグ)のマシンがコース上を横断していることは、逆方向を向いた彼のマシンが自分の目の前に来るまで気がつかなかった。アクセルペダルから足を上げ、右側に移動したものの、行き場をなくしてバルテルのマシンと接触。それによってフロントウイング、ブレーキダクト、フロアーを損傷した。その後、タイヤ交換と、新しいフロントウイングを装着するためにピットインした。ただ、マシン自体が損傷していたので、それ以降はダウンフォースを十分に得ることができなかった。そのダウンフォースでさえ、マシン全体にバランスよくあったわけではないので、さらに難しい状況だった。マシンを止めた理由は、ブレーキに問題があったためだ。ダクトが損傷したためにブレーキ温度が上昇しつつあった。不具合が発生するのではないかと心配していたので、リタイアは正しい判断だった」

エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)
「なによりも、今日はF1にとっていい一日でした。ここシンガポールで豪華なフラッドライトが点灯する中、2時間にわたって非常に競り合いの多いレースを繰り広げた後、トップ2台のマシンが0.5秒未満の僅差でフィニッシュラインをまたぎました。これは、F1がこれまでと同様に今後もエキサイティングですばらしいスポーツであり続けるという、レースを愛する私たちがすでに知っていることを明確に示すものです。マクラーレン・ホンダとしては、フェルナンドが力強く競争力のある走りで7位に入ったことでワールドチャンピオンシップポイントを6点獲得することができ、うれしく思います。力強いスタートを切り、その後は午後のレースを通して堅実で見事なラップタイムを刻み続けました。彼の走りは誰の目から見てもすばらしかったです。一方、ジェンソンも好スタートを切ったものの、ニコ・ヒュルケンベルグ選手のクラッシュを避けようとしていたバルテリ・ボッタス選手のマシンにフロントウイングが接触したことで、すばらしいスタートが台無しになってしまいました。ただ、これはだれのせいでもありません。そのような連鎖反応はレースでは(特に1周目には)ときに起こるものなのです。ニコ・ヒュルケンベルグ選手のアクシデントに巻き込まれないようにするためにジェンソンができることは、なにもありませんでした。今日は我々のレースチームに対して『よくやった』と言わせてください。ガレージやピットウォールにいるメンバーだけでなく、ウォーキングのミッションコントロールにいるメンバー全員がレースを非常に効率よく管理してくれました。とてもいい仕事をしてくれたと思います。我々はこれから、温暖なシンガポールから、次戦が開催されるさらに暑いマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットへ移動します。今日レースが行われたマリーナ・ベイ・サーキットとは非常に異なります。低速で狭く曲がりくねったコーナーではなく、高速で幅広い緩やかなコーナーが続くレースコースです。次戦でも我々はやはりポイント獲得を目指します」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1シンガポールGP