アレックス・パロウ マクラーレンとの紛争が和解「友好的な結論に感謝」

2023年夏に発生したインディカー契約違反を巡る問題は、2026年1月に英国裁判所がマクラーレン側の主張を支持する判断を下し、1200万ドル超の損害賠償が認められていた。その後、当事者間で最終的な和解が成立した。
パロウは声明の中で、当時の自身の判断を振り返った。
「この数か月間、非常に困難な時期を振り返る時間があった。この件について直接話したいと思う」
「まず、ザク・ブラウンとチップ・ガナッシの両者に触れたい。2人とも難しい立場に置かれ、僕がその中心にいたことを後悔している」
「1月に英国の裁判官がインディカー契約違反についてマクラーレン・レーシング側の主張を支持する判決を下した。その判断を尊重する」
「2023年夏に起きた出来事は、違う形で対処できた可能性があると認識している」
さらに当時の状況についても踏み込んだ。
「公にはほとんど知られていないが、当時の僕は様々な方向に引っ張られていた。そして、僕の最善の利益を考えていない人たちが周囲にいた」
「誤った助言、あるいはまったく助言がなかったと感じている」
「今振り返れば、ザクに直接連絡を取っていれば、違う展開になっていたかもしれない」
パロウはマクラーレンへの敬意も強調した。
「マクラーレンとザクは多くの面で僕を支えてくれた。契約上の義務をすべて果たし、それ以上のこともしてくれた。契約で約束したことはすべて実行してくれたし、僕が誤解させられたことは一度もない。彼らの組織を非常に尊敬している」
そして最後にこう締めくくった。
「この件で多くを学んだ。この問題が解決し、友好的な結論に至ったことをうれしく思う」
「これからは前に進むことに集中する。深く尊敬する2つの偉大な組織が、サーキット上でのみ競い合うことになる」
一方、チップ・ガナッシの声明はやや厳しい内容だった。
「1月の英国裁判所の判決を受け、マクラーレン・レーシングとの最終的な和解に達したことを確認できてうれしく思う」
「起きたことを容認することはできないが、この問題が終わったことを歓迎する」
「振り返れば、アレックスが良い人材を周囲に置くことの重要性を学んでくれたことを願っている。現在はそうなっていると信じているし、2023年の出来事が二度と繰り返されないことを望む」
「ザクとマクラーレン・レーシングが、この問題を過去のものとし、エキサイティングなインディカーシーズンに集中する機会を与えてくれたことに感謝する」
マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンも声明を発表した。
「1月に英国裁判所が我々の主張を支持した後、チップ・ガナッシ・レーシングとの最終的な和解に到達できたことを非常にうれしく思う」
「この件に何か月も直接取り組んできたチーム、そしてプロセスを通じて我々を支えてくれたすべての人に感謝したい」
「今後はサーキット上での戦いに戻り、エキサイティングなインディカーシーズンに集中できることをうれしく思う」
4度のインディカー王者であるパロウは、ディフェンディングチャンピオンとして2026年シーズンを迎える。開幕戦は3月1日、セントピーターズバーグで行われる。
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