マニエッティ・マレリ
マニエッティ・マレリは、2016年にF1サウンドのボリュームアップを成し遂げるために様々なシステムに取り組んでいる。

F1にV6ターボパワーユニットが導入された2014年以降、失われたエンジンサウンドは論争の的となっており、ファンやF1界の大部分が、かつてF1マシンが生み出した甲高いエンジンサウンドを求めている。

FIAから問題の分析を依頼されたマニエッティ・マレリは、2つの主要な問題を修正することに努力を集中させてきた。

マニエッティ・マレリの競技責任者を務めるロベルト・ダラーラは「我々は2つのことを逃していることを見つけ出した。1つ目は振幅、2つ目は高周波だ」とコメント。

ロベルト・ダラーラによると、高周波の問題は、2016年から排気ガスを2つに分流させるウェイストゲート式のテールパイプが導入されることでほぼ解決されるという。

「その狙いはタービンからのガスを遠ざけることにある。それは高周波にとってフィルタの機能をしている」とマニエッティ・マレリのハイブリッドシステムのプロジェクトマネージャーを務めるアンドレア・ダピアーノは付け加えた。

「それによって、より高いフリークエンシーとより多くのノイズが出る」

今年の一連の修正に続き、2017年にはエンジン規約が大幅に改訂される予定となっており、さらなる変更が施されることになる。

「我々はFIAを支持しており、調査を続けていく」とロベルト・ダラーラは述べた。

「FIAがやらなければならないことは、サウンドの増加とパフォーマンスのロスとの正しいバランスを言付けるためにチームと協議していくことだ」

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)