角田裕毅 レッドブルF1シート喪失の衝撃 2027年復帰候補4チームとは?

レーシングブルズも2026年に向けてリアム・ローソンの残留とアービッド・リンドブラッドの昇格を発表しており、来季のF1グリッドに角田裕毅のシートは存在しない。
だが、角田裕毅はF1パドック内にとどまり、リザーブとして活動を続けることで、2027年の復帰に望みをつなぐ形となる。
レッドブル最新の“被害者”に
角田裕毅が2025年シーズン途中でリアム・ローソンとシートを交換しレッドブルに加入して以来、結果を残すには厳しい状況が続いていた。レッドブルは火曜日、2026年のラインナップ変更を正式発表し、予想されていた通りハジャーへ交代する決断を下した。
この判断により、角田裕毅は2026年にフルタイム参戦が叶わなくなったが、チームは彼をリザーブドライバーとして起用。レッドブル体制内に残ることで、将来的な復帰の可能性を維持する形となった。アレックス・アルボンやダニエル・リカルドが同様の道を経てF1グリッドへ復帰した例もあり、角田裕毅にとって重要な1年となる。

アストンマーティン
2026年からホンダとワークス契約を結ぶアストンマーティンは、角田裕毅にとって最も自然な候補の1つといえる。フェルナンド・アロンソは契約が2026年末で満了し、当時45歳。本人も将来について熟考していると語っており、2027年に空席が生じる可能性がある。
ランス・ストロールが継続するかどうかは不透明な部分もあるが、角田裕毅がF1パドックに残ることで、このルートが開ける可能性が指摘されている。ただし記事は、アストンマーティンがストロールの相方として角田裕毅を“十分強い候補”と見るかは未知数と評価している。
アルピーヌ
アルピーヌは2026年ドライバーのうち、フランコ・コラピントのみ契約が1年で、2027年は空席となる可能性が高い。ピエール・ガスリーとは少なくとも2028年までの契約が確定しており、かつてアルファタウリで良好な関係を築いたガスリーと角田裕毅の再タッグというシナリオもあり得る。
アルピーヌは角田裕毅に関心を示していたと報じられており、2027年に改めて検討される可能性がある。
ハースF1チーム
ハースではオリバー・ベアマンの将来が鍵となる。記事によれば、ベアマンはフェラーリの将来候補とされており、2027年にフェラーリへ移籍すればハースのシートが空く。その場合、同チームの小松礼雄代表が角田裕毅を「非常に高く評価している」とされ、現実的な選択肢として示されている。
一方でハースはトヨタと技術提携しており、その観点ではホンダとの関係が強い角田裕毅にとっては複雑な判断になる可能性がある。
キャデラックF1
2026年から参戦するキャデラックF1は、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを契約しているが、2027年のラインナップは未知数だと記事は指摘する。両名とも若手ではなく、角田裕毅の年齢とキャリアの伸びしろを考えれば、長期的な選択肢として興味を持つ可能性があると見られている。
また、キャデラックは「レッドブルでフェルスタッペンのチームメイトとして“燃え尽きた”ドライバーを採用することに抵抗はない」と記事は述べている。
2026年の“待機”がもたらす意味
2026年は角田裕毅にとってレース活動のない1年となるが、F1パドック内にとどまることで、チャンスを逃さず動ける点が強調されている。実例としてリカルドやアルボンの復帰が挙げられており、2027年のドライバー市場が大きく動くと予想される中で、角田裕毅がシートを取り戻す可能性は十分にあると締めくくられている。
Source: Crash.net
カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング
