角田裕毅 レッドブルF1残留を最優先「レーシングブルズ復帰は考えてない」

ヘルムート・マルコはすでに、角田裕毅に改善を求める圧力が高まっていると示唆しており、チームのラインアップに関する決定はメキシコGPまでに下される見通しだ。
しかし角田裕毅は、自身の将来に関する憶測は気にしていないと強調し、結果を出すことに集中していると語った。また、レッドブルのジュニアチームへの降格は選択肢に含まれていないとし、その章はすでに過去のものだと表現した。
ヘルムート・マルコによる「メキシコGPまでの猶予」に動揺しないかと問われた角田裕毅は次のように語った。
「正直、将来のことはあまり考えていません。今の瞬間はどのレースも重要なのは確かです。ただ、僕は結果を出し続けて、毎レースでいいところを見せていくだけで、あとは彼らがどうするかを決めればいいと思っています。」
「僕が考えている唯一のことは、来年もレッドブルに残ることです。それ以外にレーシングブルズに戻るとか、そういう状況は考えていません。たくさんの年をそこで過ごしましたし、人々のこともよく知っていますが、同時に僕はすでに次の章に進んでいます。」

角田裕毅の将来を巡る憶測は依然として続いており、2026年にはアイザック・ハジャーに取って代わられる可能性が指摘されている。レーシングブルズから昇格した後、角田はレッドブルでマックス・フェルスタッペンに苦戦しており、今季はレッドブルでわずか9ポイント、レーシングブルズ時代に3ポイントを加えただけにとどまっている。対照的にフェルスタッペンは230ポイントを獲得し、ドライバーズランキング3位につけている。
厳しい評価にさらされているのは角田裕毅だけではない。リアム・ローソンにも新たなチームメイトが加わる可能性があり、F2の有望株アービッド・リンドブラッドが昇格候補として取り沙汰されている。レッドブルとレーシングブルズの両チームはラインアップ決定を急いでいないとするが、ハジャーとリンドブラッドが2026年に昇格するとの見方が強まっている。
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