角田裕毅 FP1のピットレーンでの追い抜きで戒告処分 / F1バーレーンGP
角田裕毅は、F1バーレーンGPのフリー走行1回目でのアクシデントにより、今シーズン初のFIA(国際自動車)のスチュワードによる叱責処分を受けた。

レッドブルの角田裕毅は、FP1で忘れられない経験をした。ピットレーンでのオーバーテイクによりスチュワードに呼び出されただけでなく、リアム・ローソンにタイムシートでも負かされた。

角田裕毅は、2025年シーズンわずか2戦目にして、先週末の日本グランプリでローソンと交代し、一時は自分がどのチームのために走っているのかを忘れてしまったかのようだった。

ピットでのアレクサンダー・アルボンに対するオーバーテイクは、その日初めてのピットレーンでの失態ではなかった。数分前の時点では、角田裕毅は新しいレッドブルのピットボックスを通り過ぎ、以前のレーシングブルズのピットボックスに向かって走っていた。

そして、FIAは22号車(角田)のドライバー、23号車(アルボン)、チーム代表の証言を聞き、位置情報/マーシャリングシステムデータとビデオ証拠を検証した上で、角田裕毅のペナルティ判決を確定し、スポーツペナルティを科した。

FIAのオフィシャル声明には、「22号車のドライバーは、23号車がガレージから離れるのを目撃し、それを避けるためにブレーキをかけたらマシンがロックして23号車のリアに衝突する可能性があると感じた」と記載されている。

「スチュワードは、この説明を受け入れ、レッドブルがアンセーフリリースされたわけではないという見解も確認したが、このケースではアルボンをオーバーテイクするのではなく、角田が後退すべきだったと判断した」

先週末の日本GPではピットレーンでのオーバーテイクが複数回発生したことを受け、FIAは次のように付け加えた。

「特に最近の出来事では、ピットレーンでのオーバーテイクは特別な事情がない限り禁止されていることが明確にされており、今回の状況はこれに該当しない」

角田裕毅 レッドブル F1 バーレーンGP

レッドブルにとっておなじみの苦境に立たされた角田裕毅
角田裕毅は、レッドブル・レーシングで初めてのレースとなった鈴鹿でポイントを獲得できなかったが、ローソンを5位で上回った(ただし、アイザック・ハジャーが両者を上回るポイントでフィニッシュした)。

レッドブルは、シーズン第4戦を迎える時点で、コンストラクターズ選手権で3位につけているが、後ろにつけるアストンマーティンと同様に、これまでのポイントはすべて1人のドライバーによって獲得されたものだ。

このシーズンは、セルジオ・ペレスがマックス・フェルスタッペンのペースに追いつけず、チームがコンストラクターズ選手権でマクラーレンとフェラーリの後塵を拝した2024年を彷彿とさせる。

フェルスタッペンは2レースを残した時点でドライバーズタイトルを確実にするのに十分なポイントを獲得していたにもかかわらず、チームの貢献度がより均衡していたランド・ノリスとオスカー・ピアストリのおかげで、パパイヤチームは25年ぶりにコンストラクターズタイトルを獲得した。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1バーレーンGP