角田裕毅、2023年F1シーズンに改善を目指す「鍵となるエリア」
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今シーズン、角田裕毅はメルボルンで10位となり、わずか1ポイントしか獲得していないにもかかわらず、明るいスタートを切っている。バーレーンとサウジアラビアでは11位となり、惜しくもトップ10入りを逃した。
アルファタウリのYouTubeチャンネルで、角田裕毅は“昔と比べて強くなったと感じるところはどこですか?”と聞かれ、「どんな状況でも生き残る方法、適応する方法を知っていることです」と答えた。
「最悪の事態や予想外のことが起こったとして、どう対処すればいいのか、今はわかっています。特に1年目は、F1での経験がなかった。特にF2からF1への移行は、本当に大きな一歩です」
「もちろん、クルマも、環境も、すべてが大きく違う。でも今は、リラックスする方法や、きちんと集中しなければならない場所がわかっている。ある意味で、精神的なものが大きく変わったと思っています」
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「もちろんトレーニングもですね。F3、F2でもトレーニングはやっていたけど、トレーニングに対する考え方、トレーニングセッションへの取り組み方は、F3やF2とは少し違うメンタリティだと言えます」
「F1は本当にフィジカル的に厳しいと感じました。2021年のF1初年度の大きな限界のひとつでしたが、そういったことは他のドライバーから学んだことだけでなく、自分自身からも学んだことでした。最終的にはそういった意味で、かなり改善されたと思う。だから、今の自分の体型にはかなり満足しています」
また、角田裕毅は“今後、改善できると思うところ”を聞かれ、フィジカル面ではまだまだ改善できるとしながらも、昨年の“不要”なクラッシュを封印するために、「一貫性」を進歩させたい点のひとつに挙げた。
「もちろん、フィジカルです」と角田裕毅は続けた。
「体力があればあるほど、いくらでもトレーニングできます。その方がいい。また、レースペースの点でもう少し一貫性があることですね」
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「昨年は、振り返ってみると、不必要なクラッシュが何度かありました。ポイントを獲得できる可能性があったのに、それを失ってしまった。昨年は、特にペースに苦しんでいたため、チームが1ポイント1ポイントを必要としていた状況で、それらのことが最終的に大きな痛手となったと感じています」
「最終的にチームチャンピオンシップで9位と終わりましたが、期待したところ、望んでいたところから大きく離れてしまったのは確かです。一貫性を保つことは、今年、僕が改善したい鍵のひとつであることは間違いありません」
「それ以外は、先ほども言ったように、自分の調子やシーズン中の進歩にかなり満足しています。昨年から、その勢いを持続して、いいドライバーになれるという自信はかなりあると思っています」
カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / スクーデリア・アルファタウリ