角田裕毅 「F1ドライバーとして低身長なことはそこまで有利ではない」 / 2021年 F1バーレーンGP 記者会見
角田裕毅が、2021年のF1デビューに先立ち、アルファタウリ・ホンダは自分が快適にレースができるようにAT02を調整する必要があったと説明した。

20歳の角田裕毅は、2021年のF1グリッドで最年少であるだけでなく、160cmという身長は全F1ドライバーのなかで最も低い。今月バーレーンで開催された3日間のプレシーズンテストで、角田裕毅は総合2番手タイムを記録したが、そのためには特別な準備が必要だったと語る。

「まず、視界をはっきりと見るため、シートの位置を高くするためにモノコックの中にたくさんのフォームを入れる必要がありました」と角田裕毅は説明した。

「また、ペダルに届くように特別なペダルケースを作りました」

しかし、角田裕毅は、体重配分や空力の観点から、彼の身長がF1ドライバーとして有利に働く可能性があるという提案を拒否した。

「僕たちは多くの仕事をしました。完璧なシートを作るためにかなりの努力をしました。僕にとって、それは大きな利点ではありません」と角田裕毅は語った。

「FIAが重量配分を行う場所を決定し、配置したい場所を選択できないため、F1では大きな利点とは見なされていません。そのため、少しは重量配分の利点はありますが、それほど多くはありません」

「そして、空力に関しては、僕にとって大きな違いはあまり見られません。なぜなら、特に今のF1ではマシンは身長の高い向けに作られているからです」

ちなみに角田裕毅のチームメイトであるピエール・ガスリーの身長は177cmだ。

角田裕毅とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダF1) 2021年F1バーレーンGP

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ