ウィリアムズ
ウィリアムズは、モナコGPでのルーベンス・バリチェロとニコ・ヒュルケンベルグのクラッシュについて別々の原因を発表した。

ニコ・ヒュルケンベルグは、オープニングラップでトンネル内のウォールにクラッシュ。ルーベンス・バリチェロはボー・リバージュでリアの挙動を乱し、バリアにクラッシュした。

当初はファクトリーに戻って調査したいとしていたウィリアムズだが、テクニカルディレクターのサム・マイケルは、バリチェロのクラッシュはリアサスペンションの故障、ヒュルケンベルグのクラッシュは1コーナーでフロントウイングにダメージを負っただめだと説明した。

「ルーベンスはリアサスペンションが故障した。どのパーツが疑わしいかは見当がついているが、完全に確かめるにはファクトリーに戻ってマテリアルテストの結果を待つ必要がある。しかし、問題を引きずることはない」

「ニコは、グリッドでクラッチパドルのセンサーが故障していた。そのあと彼はターン1でHRTの後部に接触し、フロントウイングの支柱にダメージを負った。彼がトンネルに進入したとき、結局フロントウイングは破損し、アンダーステアになってウォールに突っ込んだ」

またサム・マイケルは、故障はチームの最新アップグレードにより加えられた新しいパーツではないことを確認した。

「レースで壊れたパーツは、新しいデザインではない。それらはシーズン開幕からマシンに装着されていたものだ」

サム・マイケルは、事故により2週間後の次戦トルコGPに向けてのFW32のさらなる進化を止めることはないと付け加えた。

「もちろん、ディフューザーやフロントウイングといったダメージを負ったパーツを交換するためにかなりの作業負担はある。しかし、シャシーは両方ともダメージを負っていなかった。それはポジティブなことだ」

「FW32はモナコで良かったし、以前のレースより改善していたのは確かだ。しかし、競争力をつけるためにはまだやるべき仕事がある。我々の相対的なレースペースはバルセロナで改善されると確信しているが、他チームがどれくらい進歩するかにもよる」

「しかし、我々の開発の方向性は正しいと確信できる。我々にはイスタンブールに向けてのアップグレード計画があるが、我々の最優先事項は両方のクルマの修理することだ」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング