ウィリアムズのKERSはお蔵入り?
ウィリアムズは、独自にフライホイール式KERSを開発してきたが、残りのシーズンでFW31にKERSを装着することはないかもしれない。

また、今のところ2010年はKERS廃止が決定しており、すなわちウィリアムズがKERSに開発してきた資金は、F1では生かされないことになる。

ウィリアムズは、フライホイール式KERSの独自開発に向け、フライホイールの開発を手がけるオートモーティブ・ハイブリッド・パワー社を買収している。

しかし、フランク・ウェイリアムズは「非常に役に立つものであり、実に興味深い市販化への申し入れもある」と語る。

「その方向に我々のKERSの道がある」

ルノーとBMWザウバーが使用をやめたことで、現在KERSを使用しているのはマクラーレンとフェラーリだけとなっている。

BMWザウバーは、これまでKERSを強く支持してきたが、テクニカルディレクターのウィリー・ランプでさえも、KERSがF1にとって失敗であったと認めている。

「事前に今日の状況がわかっていたら、KERSなしで2009年マシンを設計しただろう」とウェリー・ランプは語っている。

ウィリー・ランプは、今季BMWザウバーの不調を全てKERSのせいにはしないが、KERS搭載による「妥協」があったことを認めている。

「ベストなアプローチは、妥協することなくマシンを造ることだ。例えば、レッドブルのようにね」

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング