ジャガー C-X75
ジャガーがウィリアムズと共同で開発を進めていたハイブリッドスーパーカー、C-X75プロジェクトが頓挫した。

2011年、ジャガーとウィリアムズF1チームは、プラグインハイブリッドカーを共同開発することを発表。C-X75は、最高速度330km/h、0-100km/h加速3.4秒というパフォーマンスを発揮しつつ、街中ではテールパイプからの排気量ゼロを実現し、価格は70万ポンド〜90万ポンド(約9200万円〜1億1900万円)になるとされていた。

当時ウィリアムズの会長を務めていたアダム・パーは、C-X75プロジェクトが「我々の事業が前進していることを理解させる重要なもの」だと述べていた。
「投資家に述べられる戦略の中心的要素...それは主要な自動車メーカーとの提携だった。ジャガー・ランドローバーとの新たな関係は、その戦略が順調なことを証明している」

しかし、Autocar によると、ジャガーは世界的な財政状況により、C-X75プロジェクトを打ち切ったと報道。

ジャガーのグローバル・ブランドディレクターを務めるエイドリアン・ホールマークは「クルマを造れることはできたと感じているが、現在の世界的な緊縮経済を見て、(高価な)スーパーカーを発表するにはタイミング的に適切ではないと思っている」と述べた。

エイドリアン・ホールマークは、ウィリアムズとのパートナーシップは5月で失効となるが、将来再び協力することは除外していないと認めた。

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ウィリアムズ、ジャガー C-X75の生産に協力 - 2011年5月6日

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング