ヴァージン・レーシング VR-01
Virgin Racing VR-01
ヴァージン・レーシングの2010年F1マシン「VR-01」。VR-01は、風洞を使わずにコンピュータで設計・テストされたF1初のデジタル設計マシン。エンジンはコスワースCA2010を搭載する。
設計は、ニック・ワース率いるワース・リサーチ社が担当。レッドブル RB5が採用したVノーズ・コンセプトやローバックダウンされたサイドポッドなどトレンドをおさえたデザインとなっている。
ヴァージン・レーシング VR-01 主要諸元表
シャシー構造 | ヴァージン・レーシング製 カーボンファイバー・モノコックおよびノーズボックス |
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サスペンション | ウィッシュボーン:ヴァージン・レーシング製 チタン湾曲ジョイントつきカーボンファイバーアップライト ヴァージン・レーシング製 アルミニウム合金 |
ダンバー | ペンスキー製 |
ホイール | BBS製 |
タイヤ | ブリヂストン ポテンザ |
燃料タンク | TF5 安全仕様 |
燃料容量 | 200リットル以上 |
ブレーキ | APレーシング製6ポットキャリパー ヒトコ製ディスク及びパッド(カーボン素材) |
ステアリング | ヴァージン・レーシング製 カーボンファイバー |
パワーステアリング | ヴァージン・レーシング製 油圧ステアリング・アシスト |
ドライバーシート | 解剖学的に成形されたカーボンコンポジット製 |
シートベルト | 6点支持ハーネス(HANSシステム付き75mmショルダー・ストラップ) |
エレクトロニクス | FIA標準ECUおよびFIA認証電子・電気システム |
トランスミッション | ヴァージン・レーシング製精密アルミニウム、7速、縦置きXトラック製内部構造ギアボックス |
ディファレンシャル | 電子制御油圧ディファレンシャル |
ギア選択 | パドル操作による油圧制御“シームレスシフト”システム |
クラッチ | APレーシング製 |
ドライブシャフト | 組込み等速ジョイントつき1ピース・ドライブシャフト |
ディメンション
全長 | 5,550mm |
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全高 | 950mm |
全幅 | 1800mm |
ホイールベース | 3,200mm |
エンジン諸元
型式 | コスワース CA2010 |
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方式 | 4ストローク・レシプロ・ピストン、自然吸気 |
形体 | V型8気筒 |
Vアングル | 90° |
構造 | 鋳造アルミニウム合金製シリンダーブロック、ヘッド、鍛造アルミニウム製ピストン、スチール製クランクシャフト |
排気量 | 2,400cc |
バルブ数 | 32 |
バルブ駆動 | ニューマチック・バルブ・スプリング |
最高回転数 | 18,000rpm(FIA 規定に則る) |
タイミング | クランクシャフトのコンプライアント・ギアを通じたダブル・オーバーヘッドカム |
重量 | 95kg (FIA規定最低重量) |
ピストン口径 | 98mm以下 |
噴射 | 100barに加圧され8つのインジェクターから噴射 |
点火 | スパークプラグを点火させる8つのインジェクション・コイル |
潤滑方式 | ドライサンプ |
点火プラグ | チャンピオン製 |
関連:ヴァージン、VR-01を発表 - 2010年2月3日
カテゴリー: F1 / ヴァージン / F1マシン