F1マイアミGP FP1を90分に延長 2026年F1レギュレーション修正に対応

スプリント開催週末のマイアミでは、通常であれば競争セッション前に使える走行時間は60分しかない。今回の変更は、パワーユニット関連の新たな運用修正に各チームが対応するための準備時間を確保する狙いがある。
唯一のプラクティスを30分延長
FIAはすべての関係者との協議を経て、金曜日のFP1を通常の60分から90分へ延長した。
これにより、金曜日のFP1は現地時間12時00分から13時30分まで実施される。マイアミは今季2回目のスプリント開催週末となるため、競争セッションに入る前の走行機会が限られていたが、今回の措置によって各チームは新レギュレーションへの適応を進めるための追加時間を得ることになる。
2026年F1レギュレーション修正への対応
今回の延長措置は、月曜日に正式決定された2026年F1エンジンレギュレーションの各種修正を受けたものだ。
開幕から数戦を経て、エネルギーマネジメントをめぐる挙動やレース中の予測しにくさが大きな議論となっていた。そうした状況を踏まえ、FIAは複数の重要会合を経て運用面の修正をまとめ、マイアミからの導入に向けてスケジュール面でも対応を進めた形だ。

アンドレア・ステラ「今ははるかに準備できている」
限られた走行時間のなかで新規則に対応する難しさについて問われたマクラーレンのアンドレア・ステラは、シミュレーションの進歩に自信を示した。
「マイアミでは、これまでシミュレーションで見てきたように、ある程度は新しいレギュレーションを適用した際のパワーユニットの挙動を予測できるはずだ」
「同時に、オフラインのシミュレーションや、シミュレーター上でこのレギュレーションを走らせるだけで、あらゆる可能性のあるシナリオをカバーできるわけではない。だからこそ、起こり得るすべてのことを見越してかなり先回りして考える必要があるし、パワーユニットの使い方を最適なものにする必要がある」
「しかし、現在のシミュレーションによって、ある程度まではそれを実現できるという自信がある。また、HPPと協力して取り組んできたこと、さらにはHPPと一緒にシミュレーションツールを開発してきたという点でも、オーストラリアの時点と比べて大きな前進を果たしたことは確認できる」
ステラはそのうえで、シーズン序盤に存在したカスタマーチーム特有の不利は縮まりつつあるとの認識を示した。
「だからチームとしては、今ははるかに準備ができていると思う。シーズン序盤には、パワーユニット側も含めてプログラミングが非常に追い込まれていたことの自然な結果として、カスタマーチームである我々に不利があったかもしれないし、それは受け入れる用意があったし、HPPと非常に建設的に対処してきた」
「しかし、シーズンが進んだ今、その差は埋められたと思うし、パワーユニットから最大限を引き出すために必要なツールはすべて揃っているはずだ」
マイアミが新規則運用の最初の試金石に
マイアミのFP1延長は、単なるスケジュール調整ではなく、2026年F1レギュレーションの修正が現場にどれほど大きな影響を及ぼしているかを示す措置でもある。
とりわけスプリント週末では、通常よりもセットアップと運用確認の余地が小さい。FIAがわざわざセッション時間を30分延ばしたことは、新ルール導入直後の初戦として、マイアミが各チームにとって極めて重要な検証の場になることを物語っている。
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