セバスチャン・ベッテル、ストロールの代役でアストンマーティンF1に電撃復帰?
アストンマーティンF1チームは、来週末のF1バーレーンGPでランス・ストロールの代役を務めるために複数の代替オプションを持っていることをほのめかした。一部では昨年F1を引退したばかりのセバスチャン・ベッテルの電撃復帰も噂されている。

ランス・ストロールは、トレーニング中の自転車事故で手首を負傷し、今週のF1プレシーズンテストの3日間すべてを欠場せざるを得なかった。開幕戦F1バーレーンGPへの出場はまだ確認されておらず、プレシーズンテストでは、フェリペ・ドルゴビッチが代役として呼び出された。

「チームは宿題をやらなければならない」とアストンマーティンF1のチーム代表であるマイク・クラックは語った。

「100%明確ではない状況がある。その観点から、宿題をこなしているし、リザーブドライバーの1人を用意している。ここで彼を車に乗せたのは必要な場合に備えて準備するためだ」

しかし、ランス・ストロールの欠場が長引いた場合、現役のF2チャンピオンであるフェリペ・ドラゴビッチだけがドライブの候補ではないかもしれない。

「ランスをクルマに戻したい」とマイク・クラックは付け加えた。

「しかし、我々は彼がどう言うか、そして医師がどう言うかを待たねばならない」

「プランBを決めなければならないが、我々にはいくつかのプランBがある。プランAが完了したら、プランBを決めなければならない」

アストンマーティンF1チームは、2023年シーズンのリザーブドライバーとしてストフェル・バンドールンとも契約している。バンドーンは2018年末にF1シートを失った後、フォーミュラEに転向し、昨年はチャンピオンを獲得している。

マイク・クラックは、ランス・ストロールの後任候補は「次の数日間で議論しなければならないこと」と語り、アストンマーティンF1はストロールの復帰が可能であるとの希望を抱いているとした。ストロールは今後アストンマーティンF1のシミュレーターに飛び込み、再びステアリングを握るための能力をさらに評価することになっている。
マイク・クラックに投げかけられたもうひとつの可能性は、2022年末にF1を引退したセバスチャン・ベッテルの電撃復帰だった。

Sky Sportsのテスト最終日中継で、コメンテーターのデヴィッド・クロフトは、セバスチャン・ベッテルがアストンマーティンF1にオファーを出すために接触しているのではないかといううわさを耳にしたと明かした。

しかし、マイク・クラックは、セバスチャン・ベッテルの復帰はチームにとってありそうもないシナリオであると示唆した。

「彼は、引退後のことを考えた上で、とても、とても綿密な計画を立てていた」

「そして、そこは尊重しなければならないことだとも思っている。何が起きているのか見てみよう」

しかし、セバスチャン・ベッテルが一度限りの復帰に興味を示したかどうかの質問には「教えるつもりはない」と付け加えた。

ファビアンによると、セバスチャン・ベッテルは現在家族でキャンプ旅行中だという。

もしセバスチャン・ベッテルがストロールの後任となれば、4回のF1ワールドチャンピオンは引退してからわずか1レースでセンセーショナルなF1復帰を果たすことになる。また、同じワールドチャンピオンであり、かつてのタイトル争いのライバルであったフェルナンド・アロンソとタッグを組むことになる。

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / F1バーレーンGP / アストンマーティンF1チーム