ルイス・ハミルトン フェラーリF1“マカレナ・ウイング”は「投入を急ぎすぎた」

この新しいリアウイングはバーレーンテストですでに5周だけ試されていたが、上海で実戦投入される見通しとなっていた。
しかし結果としてフェラーリは早々に方針を変更し、従来型へ回帰した。ハミルトンは、その背景に予定よりかなり早い段階で持ち込まれた事情があったことを明かしている。
フェラーリは投入時期を前倒ししていた
ハミルトンは、なぜ旧仕様に戻したのかについて明確な理由は分からないとしつつも、新型リアウイングの投入自体が当初計画より早すぎたと説明した。
「なぜ元に戻したのかは本当によく分からない」とハミルトンは語った。
「ここに持ち込むために急いだんだと思う。本来は第4戦か第5戦あたりまで予定されていなかったはずだ」
さらにハミルトンは、短期間で上海に間に合わせたチームの努力を評価しながらも、まだ実戦投入には早かった可能性を認めた。
「ここに間に合わせるために、みんなは素晴らしい仕事をしてくれた。用意できたのは2基だけだったし、少し時期尚早だったのかもしれない。だから外したんだ」
「それでもマシン自体は良かった。準備が整った時に再投入できるよう取り組んでいく」
ハミルトンは4番手も直線スピード不足を実感
ハミルトンはスプリント予選で4番手を獲得した。ポールポジションのジョージ・ラッセルにはコンマ6秒差、3番手ランド・ノリスにもわずかに届かなかったが、自身は結果に満足感を示している。
「この結果には本当に満足している。チームとエンジニアはマシンをまとめ上げる素晴らしい仕事をしてくれた。全体的にクルマの感触は良かった」
その一方で、フェラーリF1がまだ大きく遅れている領域として、ハミルトンはストレートでのロスを挙げた。
「僕たちはストレートでタイムを失っていると思うし、その失い方はかなり大きい」

求められるのはパワー面での巻き返し
ハミルトンは、コーナーでは十分に戦えている感触がある一方で、パワーユニット面の改善が不可欠だと強調した。特にメルセデスが先行して開発を進めてきたことが、現時点の差につながっているとみている。
「やるべきことはたくさんある。エンジンパワーを引き上げるために、マラネロで大きな努力をしなければならない」
「メルセデスが僕たちや他のライバルより早く開発を始めていたことは分かっていたし、実際その通りだった。前回も彼らはそうしていた。素晴らしい仕事をしたと思うし、僕たちはギアを上げて、その差を縮めるために全力でプッシュしなければならない」
そしてハミルトンは、現在のフェラーリF1の課題を次のようにまとめた。
「クルマ自体はすごく良い感触だったし、コーナーでは彼らと戦えると思う。でもエンジンパワーで後れを取っていたら、できることはあまりない」
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