F1:セバスチャン・ベッテルの失格処分に対する再審請求をFIAが棄却
FIA(国際自動車連盟)は、F1ハンガリーGPからセバスチャン・ベッテルを失格とする処分についてのアストンマーティンF1の再審請求を棄却した。

F1ハンガリーGPを2位でフィニッシュしたセバスチャン・ベッテルだったが、レース後、FIAの検査官が1リットルの燃料サンプルを採取できなかったため失格となり、リザルトから除外された。

先週木曜日、アストンマーティンF1チームは、F1ハンガリーGPからのセバスチャン・ベッテルの失格について正式に再審を請求した。

FIAは、セバスチャン・ベッテルのマシンから0.3リットルの燃料しか抽出できなかったが、アストンマーティンF1は、マシンには1.74リットルが残っていることを確認し、決定に対して上訴する意向を示した。

アストンマーティンF1は、スチュワードの決定時には入手できなかった“重要な新たな証拠”を発揮したことで、上訴手続きを開始したと声明で述べていた。

FIAは8月9日(月)の午後にアストンマーティンF1のチームスタッフと面会した。

アストンマーティンF1は、燃料セルに故障があり、その結果、排出されていたと説明した。だが、その論点は、グランプリ後に1リットルのサンプルを確保するのはチームの責任であるとしてFIAに支持されなかった。

FIAは「当初の決定では、スチュワードはタンクに十分な燃料がないという事実のみを想定していた。その状況を引き起こした原因の問題は考慮されなかった。F1技術規則6.6条全体と6.6.2は、1リットルの残量を明確に要求しており、どのような状況下で、またはどのような理由でそれを免ずることができるかについての例外を認めていない」

「したがって、1リットルの要件が破られたかどうかの評価に関して、1リットル未満であった理由に違いはない。レース終了時に残り量が不足している理由はいくつかあるかもしれない。いずれにせよ、マシンが常に規則に準拠していることを確認することは競技者の唯一の責任であり、パフォーマンス上のアドバンテージが得られなかったと主張することは弁護にはならない」

「“関連する”事実を確認できるようにするために、アストンマーティンは実際には1リットル以上の燃料が残っているという事実を提示しなければならなかった。この要件を満たせなかった理由の説明は、規制違反が発生したかどうかの決定とは関係はない」

したがって、F1ハンガリーGPの結果は、エステバン・オコンが優勝、ルイス・ハミルトンが2位、カルロス・サインツが3位となり、次のフェーズとなる上訴までセバスチャン・ベッテルは失格のままとなる。

アストンマーティンF1は、F1ハンガリーGPのスチュワードからチームに科されたペナルティを上訴する権利を引き続き保持している。しかし、チームはまだその権利を行使するか、完全に放棄するかを決定していない。

アストンチームF1のチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは、スチュワードの決定ついて「我々が提示した証拠は、FIAに関連性があり、失格後に元に戻されるすべきであることを示していると感じた」と語った。

「残念ながら、FIAは別の見方をしており、新しい証拠の正確性には異議が唱えられなかったにもものの、新しい証拠が“関連性がある”と見なされないという理由で、セバスチャンの失格は支持された」

「それは残念なことであり、我々はこれから完全な上訴プロセスに関する我々の立場を検討していく」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / F1ハンガリーGP / FIA / アストンマーティン