セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルが、F1イタリアGPへの意気込みを語った。モンツァは、昨年ベッテルがトロ・ロッソでF1初優勝を遂げた思い出のサーキットだ。

セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
2008年のモンツァは、これまでで一番思い出深いレースだ。F1初のポールポジションを獲得し、初めてのF1優勝を果たした。パーフェクトな週末だった。今後、F1ドライバーとしてどんな功績を残そうと、あのレースのことは一生忘れない。イタリアのチームのスクーデリア・トロロッソのホームレースでこの優勝を果たし、表彰台の隣にはゲルハルト・ベルガーが立っていて、眼下ではチームのメンバーが喜びに歓声を上げて涙を流していた。信じられないほどの感動的な経験だった。

それ以外でも、モンツァはF1カレンダーで特別なレースだ。サーキットの歴史を本当に感じることができる。パドックから歩いてすぐのところには、コーナーに傾斜がついた古いオーバルコースがある。今のサーキットは、沢山のシケインがあって、縁石をいかにうまく乗り越えられるクルマかというのがレースの全て。クルマのスピードを落とすために作られたシケインだけれども、それでも、今でもモンツァはカレンダーで一番の高速サーキットで、一番低いダウンフォースのセットアップで走る。トップスピードは出るが、ダウンフォースが低いために、コーナーの減速や加速時のクルマの安定性が悪くなる。スピードが速く、チャレンジするのがとてもおもしろいコースだ。

1年の間にいろんなことが変わった。昨年のモンツァは、トロロッソのクルマも良くなっていたし、金曜日のプラクティスでも競争力があることが分かったが、僕のポールポジションと優勝は、誰にとっても驚きだったと思う。今年はレッドブルと僕とマークは、チャンピオンシップ・タイトルを賭けて最前線で戦っている。プレッシャーは感じないが、レースへの期待は昨年度よりも大きい。

開催日程:2009年 F1 イタリアGP

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / レッドブル・レーシング