セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルは、F1カナダGPの土曜フリー走行での赤旗中に他車を追い抜いたとして5グリッド降格ペナルティを科せられた。

フェラーリは、今週末にむけてパワーユニットをアップグレードして挑んでおり、メルセデス勢に最も近づくと見られていたセバスチャン・ベッテルだが、予選Q1が始まってコースに出た途端にMGU-Hにトラブルを抱えてピットに帰還。その後、しばらく修復作業が続き、セッション終盤まで走ることができなかった。

なんとかタイムアタックを開始したセバスチャン・ベッテルは、2回のタイムドラップに挑戦するも、トラブルでパワーが出せずに15番手タイムに留まり、Q1で姿を消した。

失意の予選を終えた後、セバスチャン・ベッテルはスチュワードの呼び出しを受けた。

土曜日のフリー走行3回目でジェンソン・バトンのマクラーレンがコース上でストップしたことで赤旗が振られたが、その際にセバスチャン・ベッテルがマノー・マルシャのロベルト・メルヒを追い越した一件の審議だった。

セバスチャン・ベッテルは「あの時確かに赤旗が出ていた。僕はマノーの後ろにいたし、どんな問題を抱えていたのか知らないけど、彼がかなりスローだったので追い抜いた」と説明。

しかし、違反と判断したスチュワードは、グリッド処分に加えてベッテルのスーパーライセンスに3点のペナルティポイントを科した。

また、Q1でトラブルに見舞われたセバスチャン・ベッテルは、Q2に進出していたとしても大差はなかっただろうと述べた。

「電気系のトラブルがあって、エンジンのパワーがなくなった。ちょっとだけ時間を取ってQ2に進めるように頑張ってみたけど、何も変わらなかったと思う。どっちにしても予選中には問題を解決できそうになかったからね」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ / F1カナダGP