マックス・フェルスタッペン F1シンガポールGPに慎重「競争力は未知数」

マリーナベイ・サーキットは、厳しいタイヤ摩耗とハイダウンフォースの要求で知られており、これまでレッドブルにとっては障害となってきた。
フェルスタッペンもこれを認め、チームのRB21は通常ローダウンフォースで力を発揮してきたと語った。
「ええ、つまり直近の2戦はローダウンフォースで低デグラデーションだった」と4度のワールドチャンピオンは言った。
「ここはタイヤへの負担が大きく、ハイダウンフォースだ。正直、我々のマシンがハイダウンフォースのセットアップでベストかどうかは分からない。ローダウンフォースで走る方が効率的なんだ」
「だから様子を見ないといけない。去年は2位だったけど、勝つにはかなり差があった。だから、もう少し競争力を持てるといいんだが」
「正直言って、この週末が我々にどう作用するのか分からない。ただ待つしかないんだ」

マクラーレンの脅威を前にした慎重な楽観論
フェルスタッペンはまた、今季レッドブルが苦戦したもう一つのハイダウンフォース・サーキット、ザントフォールトとの比較にも言及した。
「そしてザントフォールトはハイダウンフォースで、ハイデグだった。ええ、あそこで我々は特に強くはなかった。だから同じようにならないことを願っている」と彼は認めた。
「ただ、我々のマシンの走らせ方を考えると、少しは良くなると思う。でも、どれだけ良くなるのかは分からない」
マクラーレンが依然として倒すべきチームであることは変わらず、前戦バクーでの不調にもかかわらず優位に立っている。フェルスタッペンの慎重な口調は、この週末の予測不能さを浮き彫りにしている。
シンガポール初勝利、あるいは表彰台の可能性を否定してはいないが、オランダ人ドライバーはマリーナベイの蒸し暑いストリートでの厳しい戦いを覚悟している。
今のところ、この選手権争いの当事者は手の内を隠し、どんな挑戦が待ち受けても対応できるよう備えている。
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