マックス・フェルスタッペン F1シンガポールGPに慎重「競争力は未知数」
モンツァとバクーでの連勝を経てシンガポールに乗り込むマックス・フェルスタッペンだが、勢いがある一方で自信は必ずしも十分ではない。直近の勝利により世界選手権争いに再び加わったものの、27歳の彼はシンガポール特有のタイトで曲がりくねったレイアウトに警戒心を示している。

マリーナベイ・サーキットは、厳しいタイヤ摩耗とハイダウンフォースの要求で知られており、これまでレッドブルにとっては障害となってきた。

フェルスタッペンもこれを認め、チームのRB21は通常ローダウンフォースで力を発揮してきたと語った。

「ええ、つまり直近の2戦はローダウンフォースで低デグラデーションだった」と4度のワールドチャンピオンは言った。

「ここはタイヤへの負担が大きく、ハイダウンフォースだ。正直、我々のマシンがハイダウンフォースのセットアップでベストかどうかは分からない。ローダウンフォースで走る方が効率的なんだ」

「だから様子を見ないといけない。去年は2位だったけど、勝つにはかなり差があった。だから、もう少し競争力を持てるといいんだが」

「正直言って、この週末が我々にどう作用するのか分からない。ただ待つしかないんだ」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル) F1 シンガポールGP

マクラーレンの脅威を前にした慎重な楽観論
フェルスタッペンはまた、今季レッドブルが苦戦したもう一つのハイダウンフォース・サーキット、ザントフォールトとの比較にも言及した。

「そしてザントフォールトはハイダウンフォースで、ハイデグだった。ええ、あそこで我々は特に強くはなかった。だから同じようにならないことを願っている」と彼は認めた。

「ただ、我々のマシンの走らせ方を考えると、少しは良くなると思う。でも、どれだけ良くなるのかは分からない」

マクラーレンが依然として倒すべきチームであることは変わらず、前戦バクーでの不調にもかかわらず優位に立っている。フェルスタッペンの慎重な口調は、この週末の予測不能さを浮き彫りにしている。

シンガポール初勝利、あるいは表彰台の可能性を否定してはいないが、オランダ人ドライバーはマリーナベイの蒸し暑いストリートでの厳しい戦いを覚悟している。

今のところ、この選手権争いの当事者は手の内を隠し、どんな挑戦が待ち受けても対応できるよう備えている。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1シンガポールGP