マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンクGT3挑戦で非公式最速更新
F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンが今週末、ニュルブルクリンクのグランプリ・サーキットで走行を重ね、GT3参戦に向けた準備を進めている。今回ステアリングを握るのはフェラーリ296 GT3で、彼自身の「Verstappen.com Racing」の名義で参戦する。

フェルスタッペンはシムレーシング仲間で旧友のクリス・ルルハムとチームを組み、土曜日に“グリーンヘル(緑の地獄)”として知られるノルドシュライフェで開催されるニュルブルクリンク耐久シリーズに臨む。

このプログラムは、スポーツカー・レースにおける活動を広げる一歩となる。今月初め、彼は同シリーズでポルシェ・ケイマンをドライブし、ノルドシュライフェ参戦に必要な許可を取得した。これにより、かねてから目標として語ってきたニュルブルクリンク24時間レース参戦への道が開けた。

実際に今ドライブするフェラーリ296 GT3も初めてではない。先週には非公開テストでこのマシンをシェイクダウンし、驚異的な速さを披露したと伝えられている。今回は本格的な参戦に向けて、まずは短いGPレイアウトで腕を磨き、その後ノルドシュライフェへと挑む。

フェルスタッペンにとってニュルブルクリンクは象徴的な場所でもある。2020年のパンデミック下で行われたアイフェルGPでは、レッドブルF1で2位表彰台を獲得した舞台だ。今週末はF1マシンではなくフェラーリのGT3マシンで、新たな成功を追い求める。

フェルスタッペンはF1カレンダーが依然として活動の中心である一方で、このような挑戦は“モータースポーツへの情熱”を証明するものだと語っており、世界屈指の難コースで自らを試す姿勢を見せている。

マックス・フェルスタッペンマックス・フェルスタッペンは今週末、ニュルブルクリンクでフェラーリ296 GT3をドライブする(Credit: NLS)

フェルスタッペン、ノルドシュライフェで新たな基準を打ち立てる
マックス・フェルスタッペンはニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで再び人々を驚かせた。報道によれば、現F1世界王者はGT3マシンで自己ベンチマークをさらに3秒短縮し、7分45秒を記録したという。フェルスタッペンは今年初め、悪名高い「グリーン・ヘル」で7分48秒を叩き出し、非公式ながらGT3最速と広く認識されるタイムでファンを仰天させていた。

今週末、ドイツに戻り、ADACバルバロッサプライスでGT3デビューを果たしたフェルスタッペンは、フェラーリ296 GT3でさらに速さを見せつけた。YouTubeチャンネル「MegaPeter96」によれば、このラップは金曜日の走行中に記録されたもので、レッドブルのコクピットを離れても驚異的な適応力を示したことを改めて強調するものだった。

オランダ人ドライバーは、長年の友人でシムレーシング仲間でもあるクリス・ラルハムとドライビングをシェアし、土曜日の予選と4時間耐久レースに向けた走行を積んだ。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング