マックス・フェルスタッペン F1オランダGP展望「優勝争いができることを期待」
マックス・フェルスタッペンは、2021年にオランダグランプリがF1カレンダーに復活して以来、自国レースでポールポジションから毎回優勝しているが、レッドブル・レーシングの3度のワールドチャンピオンは今週末、厳しい試練に直面する。

ザントフォールトは、マックス・フェルスタッペンのオレンジ軍団の士気を高める海辺のパーティー会場となっているが、26歳のフェルスタッペンは今回、4年で最長の連敗中である。

メルセデスは過去4レース中3勝を挙げ、10戦を残して78ポイントのリードを保つフェルスタッペンは、6月23日のスペイン以来、表彰台の頂点に立っていない。

事実、バルセロナ以来、表彰台に上ったのは1回だけだ。

日曜日は、フェルスタッペンにとってF1通算200回目のスタートとなり、このマイルストーンに到達した最年少ドライバーとなる。また、現役F1ドライバーで唯一ザントフォールトで優勝経験のあるフェルスタッペンは、このレースをさらに思い出深いものにしたいと考えている。

「いつも素晴らしい雰囲気で、ファンも素晴らしいので、僕にとって特別なレースだ」とフェルスタッペンは語り、8月の休みを終えてリフレッシュし、シーズン後半に向けて準備万端であると宣言した。

「今週末が待ち遠しい。そして、できれば優勝争いができることを期待している」と語った。

レッドブル・レーシングのチームメイト、セルジオ・ペレスは、トップ4チームのドライバーの中で今シーズン未勝利の唯一のドライバーである。通常レースエンジニアを務めるヒュー・バードが育児休暇を取得するため、リチャード・ウッドが代役を務める。

「今後数週間でマシンから引き出せるものは分かっている。2024年の後半戦を最大限に生かすために全力を尽くす」とペレスは語った。ペレスの不調により、レッドブルはコンストラクターズランキングで危機的な状況に置かれている。

マックス・フェルスタッペン オランダグランプリ

マクラーレンは、オーストラリア人のオスカー・ピアストリが過去4戦で1勝2位を獲得しており、42ポイント差に迫っている。一方、チームメイトのランド・ノリスは、高額なミスを犯しているにもかかわらず、総合2位を維持している。

メルセデスの7度世界チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンは、チームメイトのジョージ・ラッセルがベルギーでの首位から失格となった後、直近の3レースで2勝を挙げている。

フェラーリに移籍する39歳のハミルトンは、直近4レースでどのドライバーよりも多くのポイントを獲得しているが、フェルスタッペンとは127ポイントの差がある。

「挽回しなければならないことは分かっている。まだ、すべてのグランプリで勝利を争うことができていない」とメルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは警告した。

「しかし、W15の弱点を改善する上で良いステップを踏み出している。さらに改善できるよう努力を続ける。それができれば、両選手権で上位との差を縮めることができるだろう」

フェラーリも勢いを取り戻しつつあるかもしれない。モナコの勝者シャルル・ルクレールはベルギーでもポールポジションを獲得し、ハンガリーでは4位でフィニッシュして3位に入賞した。

ザントフォールトの直後にホームレースのモンツァが控えているため、フェラーリファンはポジティブな兆しを期待していることだろう。

さらに後方では、ルノー傘下のアルピーヌが最後の表彰台から1年を迎える。また、ブルーノ・ファミンに代わってオリバー・オーケスがチームの新ボスとしてデビューする。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1オランダGP