フェルスタッペン 「序盤の間違ったピット判断がF1オランダGPを楽しくした」
マックス・フェルスタッペンは、1周目の終わりピットストップしなかったのは「間違った判断」だったと語るが、そのおかげでF1オランダGPでの勝利へのドライブが「より楽しくなった」と認めた。

ポールポジションからリードを維持していたフェルスタッペンは、雨が強まったオープニングラップでレッドブルのガレージがインターミディエイトタイヤに交換するためのピットインを選択しなかったため、4番手に後退した。

しかし、現世界チャンピオンであるフェルスタッペンはすぐに2番手に浮上し、首位を引き継いだチームメイトのセルジオ・ペレスにに4.1秒差まで迫った。

その後、フェルスタッペンはスリックタイヤに戻すという正しい判断を下し、再び大雨に見舞われ、終盤に赤旗中断があったものの、そのままトップでチェッカーを受けた。

「そうだね、レース自体はとても慌ただしかったし、整列して雨が降ってくるのを見て、正しい判断をするのは難しかった」とフェルスタッペンは振り返った。

「チームと一緒に考えたんだけど、雨は降ってきているけれど、インターに切り替えるほどではないかもしれない、あるいは数周は生き延びられるかもしれないということだった。だから、あと1周は走ろうと一緒に決めたんだけど、結局それは間違った判断だった。おかげでレースはもっと楽しくなった」

「そこからは何台かパスして、前との差を縮めていかなければならなかった。でも幸運なことに、数周のうちに10秒ほどの差を縮めることができた。それは残りのレースにとって非常に重要だった」

「スリックタイヤに履き替えたときも、タイヤは僕のクルマによく合っていたと思う。ドライブするのはとても楽しかった」

「でも、楽に帰れると思ったら、終了10~15周前にまた雨が降ってきたと言われたんだ。そして、今回はただの雨ではなく、かなりの量だった! だからインターに交換するためにピットに入ったんだけど、1周もしないうちにインターではほとんど走れなくなったので、エクストリームに交換することにした」

マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1 オランダGP
セーフティカーの後方で2周した後にレースが再開されると、フェルスタッペンはレーシングコンディションでの1周目にフェルナンド・アロンソのプレッシャーをかわさなければならなかった。

フェルスタッペンは、週末を通じてタイヤのウォームアップに苦労していたことを認めた上で、リスタート時にアロンソが背後に迫ってくることを予想していたと主張する。

レースで最もストレスを感じた瞬間について尋ねられたフェルスタッペンは「スリックタイヤでの最初の周回はかなりストレスがあった。すぐにコースアウトしたくないし、水の量が多くて、タイヤのグリップがまだどの程度かもわかっているから、簡単なことではなかった」

「そして、もちろん、最後のリスタート、残り7周、残り6周...とにかく、週末を通じて最初のラップはウォームアップに関してベストではなかった」

「だから最初のラップを乗り切らなければならないと思っていた。フェルナンドが後ろから激しくプッシュしてくるのがミラーで見えた。でも、タイヤの温度が上がったら、またバランスが良くなった」

ザントフォールトでのフェルスタッペンの3連覇は9連勝でもあり、セバスチャン・ベッテルに並び、F1史上単独ドライバーによる最多連勝記録となった。

この記録に並んだことについての考えを問われたフェルスタッペンは「そうだね、おそらく再び勝つのは最も難しいレースの一つだったけど、そうだね、9連覇なんて考えたこともなかった」と語った。

「とても嬉しいけど、全体的にホームの観衆の前でここで勝ててとても嬉しい」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1オランダGP