フェルスタッペンのF1モナコGPリタイア原因 レッドブルがPUトラブルを特定

フェルスタッペンは予選で2番手を獲得し、ポールポジションのアンドレア・キミ・アントネッリと優勝を争う有力候補と見られていた。しかし決勝ではスタート直後にマシンが加速できず、後続に飲み込まれる形で順位を失った。
フェルスタッペンは他車との接触を避けるためコース脇へ退避し、1周目終了時点でガレージへ戻ってリタイアした。
フォーメーションラップで発生したトラブル
レッドブルは具体的な故障内容を公表していないものの、ローラン・メキースはレース後に問題の発生箇所を説明した。
「我々は何が問題だったのか特定している」
「それはフォーメーションラップ中に発生したもので、彼にも我々にも対処するチャンスはなかった」
今回のトラブルは突然発生したものであり、スタート時点ではすでに深刻な状態だったことがうかがえる。
またメキースは、今回使用していたパワーユニットが今季最初のユニットだったことも明かした。
「皆さんもご存じかもしれないが、これは今季のマックスにとって最初のPUだった。そしてモナコ後に交換する予定になっていた」
レッドブルはスペインGPを前にパワーユニットを交換する計画だったため、今回の故障による追加ペナルティなどは発生しない見込みだ。

フェルスタッペンも異変を感じていた
フェルスタッペン自身も、問題はスタート前から始まっていたと説明した。
「すでにフォーメーションラップからあまり良くなかった。そしてスタート前は本当にひどかった」
「まったく一貫性がなかったし、その後エンジンが完全に死んだ」
「1コーナーを抜けた後に少しだけパワーが戻ったけど、エンジン音は本当にひどかった。全開にすることができなかったので、ガレージに戻って終わりだった」
前日に予選2番手を獲得したマシンとは思えない症状であり、フェルスタッペンが以前説明していた「回転数が上下し続けた」という状況とも一致する。
タイトル争いへの影響は限定的か
フェルスタッペンにとって今季2度目のリタイアとなったが、本人は意外にも冷静だった。
「もし僕が選手権をリードしていたなら、本当に痛い結果だっただろう」
「今の状況なら少し痛みは少ない。それでも腹立たしいし、チーム全員にとって失望だ」
「何が原因だったのかを早く理解して、将来に向けて解決できることを願っている」
現在の選手権ではアンドレア・キミ・アントネッリが5連勝でリードを広げており、フェルスタッペンは追う立場にある。そのため本人が語ったように、今回のノーポイントは致命傷にはなっていない。
ただし今回のコメントからは、レッドブルがすでに原因を特定していること、そして予定どおりスペインGPから新しいパワーユニットを投入する見通しであることが明らかになった。モナコで失ったポイントを取り戻せるかどうかは、次戦バルセロナでの巻き返しにかかっている。
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