トヨタ
ル・マン24時間レースの夜明けを前にした午前5時、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、中嶋一貴と交代しながらレースをリードしていたTS040 HYBRID #7は、アルナージュ・コーナー付近のコース上で電気系のトラブルに見舞われ突然ストップ。

チームは状況を分析した結果、正式に#7のリタイア届けを済ませた。

#8はニコラス・ラピエールからセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンとステアリングを繋ぎ、着実に順位を上げて、16時間経過時点で4位まで浮上している。

村田久武 (モータースポーツユニット開発部部長)
「ハイブリッド系のシャットダウンによるリタイアとなってしまい、非常に残念だ。ドライバーも復帰すべく試みてくれたが、メイン電源が落ちた状態でそれもかなわなかった。これまでのテストでも経験のないトラブルなので、詳細は今後調べる。応援いただいている関係者をはじめ皆さんの期待も膨らんでいただけに、とにかく残念だ」

中嶋一貴:
「電気系統のトラブルで、アルナージュコーナーを過ぎたところで、何の予兆もなく突然止まってしまった。電源が落ちたので無線も使えない状態だった。止まった時には火も出ていたのでその対応でも忙しかった。皆で良いクルマを作ってくれて、全体に良い流れでここまで快調に走って来たので、TS040 HYBRIDのパフォーマンスは示せる良いレースが出来たと思うが、その分、期待も高まっていたので非常に残念だ。来年も頑張りたい」

TS040 HYBRID #8:
10時間経過時点(ニコラス・ラピエール):7位
11時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):6位
12時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):6位
13時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):5位
14時間経過時点(アンソニー・デビッドソン):6位
15時間経過時点(アンソニー・デビッドソン):4位
16時間経過時点(アンソニー・デビッドソン):4位

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カテゴリー: F1 / トヨタ / ル・マン24時間レース