トヨタ F1ヨーロッパGP 初日
トヨタは、F1ヨーロッパGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが12番手、ティモ・グロックは15番手だった。

ヤルノ・トゥルーリ (12番手)
「まず、長期の夏休みを終え、レースに戻ることができたので喜ばしく、また、好天の下、トラックで走行でき嬉しいことだ。基本的に、今日は、特別なことはなく、いつもの金曜日のようにセッションを行った。全て順調に行き、何のトラブルも抱えなかった。タイヤとセットアップの評価し、土日に向けしっかりと準備をすることができた。クルマの性能を最大限に生かすために、やることがまだある。しかし、他チームがどんなプログラムをこなしたのか分からないので、初日のフリー走行のセッションを終えた時点で、自分たちの位置をきちんと把握するのは難しい。クルマには満足しているが、さらにパフォーマンスを引き出す必要がある」

ティモ・グロック (15番手)
「全体的に、今日のセッションはとても上手く行った。クルマの調子は大変ポジティブで、バランスも良く、週末に向け良いスタートが切れた。また、全てのプログラムを順調に、こなすことができた。今日は沢山の作業を予定していたが、技術的なトラブルはなく、チームのメンバー全員、素晴らしい仕事をしてくれた。これから明日にかけ、今日集めた多くのデータを解析する。今の課題は、明日の予選と日曜の決勝に向け、クルマを微調整して、性能を高めること。私たちは強いと信じている。ラップタイム差が拮抗しているので、現時点で、順位を予想するのは難しいが、私たちは全力を尽くす」

ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
「両セッションを通じ、新しく投入したいくつかのパーツをテストした。数々のデータを収集したので、明日の正しい選択に役立てることができる。ここのトラックは定期的に使われるわけではないため、特に午前中のフリー走行中に、路面コンディションが実に大きく改善した。充実したプログラムを組み、それをこなすために、セッションの前半にコースへ出たため、ラバーが乗っていない路面で、タイヤがわずかにダメージを受けた。このため、1回目のフリー走行は、思ったより少し難しかったが、午後のセッションでは、すべて普通に戻った。サーキットのコンディションは変化し続けたものの、2回目のフリー走行でのタイヤグリップは、ラバーがさらに乗ったため、1回目よりずっと良くなった。ソフト、スーパーソフトともに、大きな問題もなく、レースで十分に使えそうだ」

新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
「いよいよ後半戦が始まった。トヨタに適したサーキットであり、フリー走行の開始を心待ちにしていた。タイヤのタレに苦しんだが、トラブルも無く、予定したセットアップメニューをこなす事が出来た。スタートポジションがレース結果に非常に大事な市街地コース。予選は積極的に戦い、上位のグリット獲得を目指す」

結果:
F1ヨーロッパGP フリー走行2回目:アロンソがトップタイム
F1ヨーロッパGP フリー走行1回目:バリチェロがトップタイム

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カテゴリー: F1 / トヨタ