トヨタ F1 オーストラリアGP
トヨタは、F1開幕戦 オーストラリアGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが3番手、ティモ・グロックが6番手だった。

ヤルノ・トゥルーリ
「かなり多くの周回数をこなしつつ、たくさんの作業があったから、とても大変な一日だった。我々はタイヤを理解して、適切なセットアップを見つけるためにかなり一生懸命作業を行ったが、決して簡単なことではない。車のバランスにはまだ完全に満足はしていない。タイミング・シートを見ると我々の状況は良く見えるけど、クルマは完璧な状態には至っていないんだ。今は、明日の一番大事な時に向けて、セットアップとバランスを改良するために作業しなければならない。それはさておき、レースの週末の空気と興奮をハンドルの後ろで感じているのが好きなので、グランプリに戻って来られて大変うれしい。これが、私の生きがいなんだ。」

ティモ・グロック
「結果的には、今日に関しては満足しているけれど、1回目のセッションは2回目のセッションより良かったと言わなければならない。 1回目のセッションの時に、クルマから良い手応えを感じて、順調に進んでいたのだけど、その後、問題をいくつか抱え、ロングランでは安定しないこともあった。 クルマの動きがセッションの間で変化しているように思えたから、それがなぜ起こったかを理解するためにデータを見なければならない。だから、やらなければならない仕事がまだいくつかあるけれど、それがフリー走行の目的だからね。明日の予選の前に、クルマのセットアップに一生懸命取り組むつもりだ。」

ディーター・ガス (チーフエンジニア レース&テスト)
「今日は実りある一日だった。コースの評価に関しては、昨年と比べると異なるが、それは多分、フリー走行の開始時間が遅かったことによるものだろう。いつものように、最初は路面が汚れていたためにグリップに影響が出たが、2回目のセッションのある段階で、汚れが取れ始めたように思えた。我々がフォローしなければならない大きな問題は、タイヤに関することだ。何故ならば、動作が我々の予測したものとは少々異なっていたためである。しかし、それは別として、両方のクルマにとって今日はとても順調な一日だった。重要な問題は何もなかったので、かなり多くの周回数をこなし、すべてのプログラムを行い、セットアップ作業をしてタイヤを学ぶことができた。相対的なパフォーマンスを判断するのは難しいが、我々はかなり競争力があるように見える。まだ金曜日なので、レースまでに、ロングランのパフォーマンスを向上させることに焦点を合わせるつもりである。」

新居章年 (技術コーディネーション担当ディレクター)
「変わりやすい風に加え、時折雨粒が落ちてくる、不安定で、気温、路面温度も低いコンディションだったが、十分手ごたえを感じられるブラジルグランプリ初日だった。ティモは満足するセットアップが見出せなかったが、ヤルノの方は順調であり、2台の車の走行データを比較することで、解決策を見出せる。今日のプラクティスでダウンフォースのチェックとタイヤロングランを済ませ、また昨年より1ステップ硬いタイヤについても特性を掴むことが出来、予選、レースに向けて非常にいい準備が出来た。明日の予選では好位置を獲得し、今シーズン最後のレースをいい形で迎えられるようにしたい。」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1オーストラリアGP