電機系トラブルが発生したヤルノ・トゥルーリ
トヨタは、F1ベルギーGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが9番手、ティモ・グロックが14番手だった。

ヤルノ・トゥルーリ
フリー走行1回目 14番手 1分49秒625
フリー走行2回目 9番手 1分49秒715
「今日は私にとって難しい一日だった。技術的な問題が生じて、午前中のセッションの一部を行えなかったために、コースがドライの時に走行ができなかったんだ。そして不幸にも、午後に入ると、セッションは悪天候に阻まれて、あまり多くのことが行えなかった。結局、今日のセッションから学べたことはほとんどなかったよ。今週末が、我々にとって良いものになることを願っている。もちろん、クルマが如何にコースに適応するかにもよるし、天候や路面温度など、レースに影響を及ぼすその他の要因にもよるけどね。最近の勢いを維持して、再び強いレースができることを願っているよ。」

ティモ・グロック
フリー走行1回目 9番手 1分48秒997
フリー走行2回目 14番手 1分50秒281
「概して言えば、今日はとてもやりにくい一日だった。特に、天候のおかげで午後は容易ではなかった。今のセットアップに完全には満足していないから、クルマに施さなくてはならない作業がまだ残っているよ。寒いコンディションは、我々の助けにはならなかったね。我々は、最終走行で少し前進を遂げたが、まだ改良すべきことがある。今は待って、明日の様子を見なくてはならないね。通常、ベルギーGPは一年で最もエキサイティングなレースだから、ここでレースをするのを楽しみにしているよ。今日は多少難しい一日だったとは言え、すべてのドライバーにとってコンディションは同じだから、まだまだ前向きにとらえているよ。」

ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
「赤旗中断と天候状態は、今日の我々のプログラムに多大な影響を及ぼした。今日はその上、ヤルノのクルマに電気系統の問題が発生した。有難いことに、第2セッションまでにはその原因を見つけて、修理することができたので、それ以上の問題はなかった。しかしながら、雨が降ってきて、コースは周回を追う毎にどんどん変化してしまった。そのおかげで、クルマに関して学ぶのが非常に難しかったが、状況は全員にとって同じだ。今日のような路面温度は冬以来だったので、まるで冬季テストのコンディションに戻ったかのようだった。ハード・コンパウンドのブリヂストン・ポテンザ・タイヤの使用は、ウォームアップが明らかに問題になってくることを意味している。そうとは言え、我々はかなりハッピーだし、うまく行く週末になるよう望んでいる。」

新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「覚悟はしていたが寒くて不安定な天候に振り回された、ベルギーグランプリ初日となった。タイヤの温度コントロールに苦心しながら朝のセッションを開始したが、残念なことにヤルノの車に電気系トラブルが発生しプログラムを中断せざるを得なかった。午後のセッションでは雨やその結果ともいえる赤旗中断があり、急遽予定を変更してタイヤロングランに集中することにした。まだヤルノもティモも車のバランスには満足していないが、昨年のデータも活用し、明日朝のセッションでセッティングをまとめ、予選で上位進出を目指す。」

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カテゴリー: F1 / トヨタ