トロロッソ・ホンダ:F1ロシアGP プレビュー
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第16戦 ロシアGPへの意気込みと舞台となるソチ・オートドロームについて語った。
公道とクーロズドコースが混在したソチ・オートドロームはグリップが優れていて、ドライバーの限界への挑戦によってハラハラするような光景が繰り広げられる。高速での戦いが予想され、パワーユニットの性能が重要になる。
ピエール・ガスリー
「ソチではGP2シリーズで2度、走ったことがあり、2015年には2位表彰台を獲得しました。今年は3年振りにここでレースに挑むことになります。モスクワ・レースウェイ・サーキットでは、ルノー2.0とルノー3.5の両クラスで走ったことがあります。参戦中には観光する時間があったので、モスクワの都心部にある赤の広場や、いくつかの観光スポットを回ったのですが、とてもすばらしかったです。世界中を巡りながら、さまざまな土地を訪れられるというのは、F1ドライバーという仕事の最大の役得の一つかもしれません。ソチ・オートドロームは比較的新しく、少し変わった会場です。14年の冬季オリンピックではメイン会場として使用されていましたが、サーキットを一歩出ると、周りには過去にオリンピックで使用された選手村しかなく、とても不思議な雰囲気が漂っています。同じようなかたちのコーナーがいくつも配されたレイアウトですが、最終セクターの終わりの辺りはかなりテクニカルな構成です。僕たちのマシン特性との相性については、正直まだはっきりとは分かりません。過去数戦を見ても、必ずしも僕たちの予想通りのレースにはなっていませんからね。ここでいい結果を残すことは、翌週の日本GPに向けて弾みをつけるという意味でも重要になります。Hondaのホームレースに向けて、勢いをつけられるようなリザルトを獲得したいです」
ブレンドン・ハートレー
「以前イベントに参加するためにロシアを訪れたことはありますが、そのときは一日以下の滞在時間でした。ですので、今週末のレースを非常に楽しみにしています。ソチ・オートドロームは僕にとって初めてのトラックになりますが、先週、シミュレーターでは走りました。前戦シンガポールGPでのパフォーマンスは我々が期待していたものではありませんでしたが、それ以降、マシンの性能を向上させるべく、ファクトリーで努力を続けてきています。ソチでのポイント獲得に向けてポジティブな手応えはだんだん高まっていますし、今週末のレースが最近の悪い流れを断ち切るきっかけになることを願っています」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今週末はロシアGP、続いて連戦で我々のホームレースとなる鈴鹿に向かいます。例年春先に開催されていたロシアGPですが、今年は秋の開催に変更となりました。ただ、予報では気温は20℃半ばと、穏やかな天候が続くようです。レースが行われるソチ・オートドロームは、ソチオリンピックが開催された敷地に設置され、一部公道も含んだサーキットです。荒れた路面が多いストリートサーキットにしては珍しく、路面が非常にスムーズなために、タイヤには優しいと言われています。多くの鋭角コーナーがあり、トラクション性能とドライバビリティーが重要となる一方、ストレートの長さやスロットル全開頻度が比較的高いという、相反する側面を持ち合わせたサーキットです。この特徴に対して最適なセッティングを見出し、鈴鹿に向けて弾みをつける意味でもいいレースをしたいと思います」
関連:2018年 F1ロシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1 / F1ロシアGP
公道とクーロズドコースが混在したソチ・オートドロームはグリップが優れていて、ドライバーの限界への挑戦によってハラハラするような光景が繰り広げられる。高速での戦いが予想され、パワーユニットの性能が重要になる。
ピエール・ガスリー
「ソチではGP2シリーズで2度、走ったことがあり、2015年には2位表彰台を獲得しました。今年は3年振りにここでレースに挑むことになります。モスクワ・レースウェイ・サーキットでは、ルノー2.0とルノー3.5の両クラスで走ったことがあります。参戦中には観光する時間があったので、モスクワの都心部にある赤の広場や、いくつかの観光スポットを回ったのですが、とてもすばらしかったです。世界中を巡りながら、さまざまな土地を訪れられるというのは、F1ドライバーという仕事の最大の役得の一つかもしれません。ソチ・オートドロームは比較的新しく、少し変わった会場です。14年の冬季オリンピックではメイン会場として使用されていましたが、サーキットを一歩出ると、周りには過去にオリンピックで使用された選手村しかなく、とても不思議な雰囲気が漂っています。同じようなかたちのコーナーがいくつも配されたレイアウトですが、最終セクターの終わりの辺りはかなりテクニカルな構成です。僕たちのマシン特性との相性については、正直まだはっきりとは分かりません。過去数戦を見ても、必ずしも僕たちの予想通りのレースにはなっていませんからね。ここでいい結果を残すことは、翌週の日本GPに向けて弾みをつけるという意味でも重要になります。Hondaのホームレースに向けて、勢いをつけられるようなリザルトを獲得したいです」
ブレンドン・ハートレー
「以前イベントに参加するためにロシアを訪れたことはありますが、そのときは一日以下の滞在時間でした。ですので、今週末のレースを非常に楽しみにしています。ソチ・オートドロームは僕にとって初めてのトラックになりますが、先週、シミュレーターでは走りました。前戦シンガポールGPでのパフォーマンスは我々が期待していたものではありませんでしたが、それ以降、マシンの性能を向上させるべく、ファクトリーで努力を続けてきています。ソチでのポイント獲得に向けてポジティブな手応えはだんだん高まっていますし、今週末のレースが最近の悪い流れを断ち切るきっかけになることを願っています」
田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今週末はロシアGP、続いて連戦で我々のホームレースとなる鈴鹿に向かいます。例年春先に開催されていたロシアGPですが、今年は秋の開催に変更となりました。ただ、予報では気温は20℃半ばと、穏やかな天候が続くようです。レースが行われるソチ・オートドロームは、ソチオリンピックが開催された敷地に設置され、一部公道も含んだサーキットです。荒れた路面が多いストリートサーキットにしては珍しく、路面が非常にスムーズなために、タイヤには優しいと言われています。多くの鋭角コーナーがあり、トラクション性能とドライバビリティーが重要となる一方、ストレートの長さやスロットル全開頻度が比較的高いという、相反する側面を持ち合わせたサーキットです。この特徴に対して最適なセッティングを見出し、鈴鹿に向けて弾みをつける意味でもいいレースをしたいと思います」
関連:2018年 F1ロシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
カテゴリー: F1 / トロロッソ / ホンダF1 / F1ロシアGP