クリスチャン・ホーナー アルピーヌF1買収を画策?“エクレストン共謀説”浮上
オランダのF1コメンテーターで専門家のネルソン・ファルケンブルグが、クリスチャン・ホーナーに関する最新のパドック内情報を明かした。元FOM代表の94歳バーニー・エクレストンとホーナーが、アルピーヌF1チームへの出資を画策しているというのがその噂の核心だ。

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハもこの話に言及しており、「ホーナーはアルピーヌに行くと思う。彼がルノーCEOのルカ・デ・メオ(既に退任)やフラビオ・ブリアトーレと何時間も話し込んでいるのを見た」と語る。

「彼が一番望んでいるのはチームオーナーになることだ。アルピーヌは一部が売りに出されており、彼はそのチャンスを狙っているように見える」

ホーナーは現在もレッドブルとの契約下にあると見られており、実際に動けるのは2026年1月以降になる見通しだが、「自分が金を賭けるなら、ホーナーはアルピーヌに行く」とシューマッハは断言する。

アルピーヌF1は現在、極めて不安定な状況にある。ここ3年で6人ものチーム代表が交代し、2025年5月にはオリバー・オークスが離脱。現在はフラビオ・ブリアトーレが事実上のリーダーを務めているが、長期的な経営体制は確立されていない。

加えて、ルノーCEOであるルカ・デ・メオの退任も迫っており、ルノー本体がアルピーヌF1への関与を見直す可能性があるという観測も出ている。

クリスチャン・ホーナー アルピーヌF1チームバーニー・エクレストンとクリスチャン・ホーナーが、アルピーヌF1チームへの出資を画策していると噂されている。

F1ジャーナリストのテッド・クラヴィッツやカルン・チャンドックも、ホーナーにとってアルピーヌは「地理的にも(自宅のあるイギリスから)近く、エクレストンやブリアトーレとの関係もあることから自然な選択肢」と見ている。

ただし、現時点ではあくまで噂に過ぎず、X(旧Twitter)などの未確認情報が出所となっているケースも多い。レッドブルの混乱やアルピーヌの不安定さも相まって、F1界にありがちな“パドックの噂話”に過ぎない可能性も否定できない。

また、94歳のエクレストンの高齢や、ホーナー自身が近年抱えたスキャンダルを踏まえると、こうした大型投資の信頼性に疑問を呈する声もある。

まとめ
確定情報はまだないが、「ホーナーの野心」「エクレストンの財力」「アルピーヌの空白」という3要素が揃っており、この構図は決して非現実的とは言い切れない。今後数週間の動向次第で、単なる噂が現実に変わる可能性もある──注目が必要だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / バーニー・エクレストン