F1 トロロッソ・ホンダ F1イギリスGP
トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーが、トロロッソ・ホンダのF1イギリスGPの予選を振り返った。

フリー走行3回目でブレンドン・ハートレーのサスペンションが破損するトラブルが発生。マシンの修復が間に合わず、チームは予選の走行を断念している。この影響で、予選前にピエール・ガスリーのマシンのサスペンション交換を実施。ガスリーはそれによってセットアップも変更を強いられた。

それでもピエール・ガスリーはQ2進出を果たして14番手グリッドを獲得。ブレンドン・ハートレーはピットレーンから決勝をスタートする。

ジェームス・キーは、今週末のトロロッソ・ホンダは、高速コーナーでは競争力があるが、直線でのスピードと低速コーナーで劣っている状況だと分析する。

「厳しい一日だった」とジェームス・キーはコメント。

「まず、ブレンドンにはマシンに問題があったことを申し訳なく思っている。彼が無事で本当によかったし、F1マシンの安全性が示されたとは思うが、あのような光景は誰もが目にしたくないものだと思う」

「サスペンションに問題があったが、事前には見つけることができないものだった。細部を調査するとともに、ピエールのマシンに同じことが起こらないように、原因がはっきりするまでの予防的措置として交換を行った」

「ブレンドンのマシンはダメージが大きく、予選には出走できなかったので、彼は明日ピットスタートになる。ピエールはP3でほとんど走行できず、予定していたアイテムのテストやセットアップの進捗ができない状態で予選に進んだため、不利な状況だった」

「そんな中、ピエールは昨日のフリー走行よりも予選のほうがマシンが良くなったと感じていたので、Q1で3回のアタックを行って感触を確かめた。Q2では想定していたペースが出せたが、今日はQ3進出は不可能だったと思う」

「週末を通じて中速コーナーでの改善を進めてきたが、高速コーナーでもかなり競争力がある状態だ。直線でのスピードと低速コーナーでは劣っているが、今週末と先週のオーストリアで学んだので、何に取り組まなければならないかは分かっている」

「昨日のロングランペースはライバルと比べても悪くないし、レースまでに全力を尽くし、14番手スタートのピエールが混乱に巻き込まれなければ、チャンスはあるはずだ。ブレンドンもピットスタートだが、追い上げに期待している」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ