F1 スクーデリア・トロ・ロッソ ホンダF1
スクーデリア・トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダとの新たなパートナーシップは成功すると確信していると語る。

昨シーズンはレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソにとって激動の一年となった。シーズン後半に不可解な競争力の低下と信頼性トラブルが多発したことにより、最終戦でルノーにコンストラクターズ6位の座を明け渡すことになった。

また、カルロス・サインツがホンダとのエンジン契約の一部としてルノーに移籍し、不調のダニール・クビアトを解雇したことで、シーズンをスタートした両方のドライバーがいなくなり、結果としてピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーという二人のルーキーとともにシーズンを終えることになった。

そして、2018年、トロ・ロッソはワークスパートナーとしてホンダを迎える。

「トロ・ロッソの歴史で初めて、我々はエンジンパートナーと独占的に仕事をする。それは完全に新しいアプローチを提供し、新しいシャシーの設計から始まる」とフランツ・トストは Speed Week にコメント。

「例えば、我々はデザイナーのアイデアに従ってパワーユニットの配置を設計することができた。これは我々が以前に直面した“食べるか死ぬか”という状況とはかなり異なるものだ」

「トロ・ロッソは開発プロセス全体にもより関与している。我々はすでに様々な要素を最適化するためにトランスミッションで無数のテストベンチを完了している。もちろん、シーズンは厳しいチャンジだが、我々は喜んでそれを受け入れるつもりだ」

マクラーレンがホンダとのパートナーシップを解消したのは、ホンダが競争力と信頼性のあるエンジンを製造できなかったことが主な原因だが「ホンダは素晴らしいインフラを提供している。彼らはとてもグレバーであり、技術者のモチベーションも高い。過去の欠点を認め、全員がそれを排除しようとしている」とフランツ・トストはコメント。

また、マクラーレン・ホンダが機能しなかった原因のひとつとして、イギリスのマクラーレンと日本のホンダとの“文化”の違いが挙げられているが、フランツ・トストは、イタリア本部のスタッフが非常に異なる日本の文化を理解することが重要になることを理解していると語る。

「日本の文化をより深く理解するためにセミナーやワークショップを開催しており、我々の従業員も大きな関心を抱いている」とフランツ・トストは Speed Week にコメント。

「我々全員が日本には独自の文化があることを把握しているし、実際にそれを我々自身の文化と同期されることは本当にエキサイティングな課題のひとつだ」

「もし我々にそれを達成できるという確信がなければ、このプロジェクトを進めることはなかっただろう」

「予期しないメリットもかなりある。例えば、時差は今のところポジティブであることが証明されている。我々のメカニックが質問がある場合、午後に日本に送れば、彼らは翌日の朝に回答してくれる。それ以上に何が望める?」

トロ・ロッソとホンダの契約は9月に確定し、その後、2つの組織はF1プロジェクトの統合プロセスを開始した。

「実際、このような早くに決定することは稀なことだ」とフランツ・トストは語る。

「2年前にフェラーリへの変更が12月に決定したことを思い出してほしい。だが、我々はそれをなんとか時間内に達成することができた。我々独自のトランスミッションを使用することでそのプロセスは簡素化されている」

マクラーレンでの失敗を経て、ホンダはトロ・ロッソとの名誉挽回を熱望しており、パワーユニットのリソースが不足に事欠くことはない。

フランツ・トストは、ホンダとの新しいプロジェクトはトロ・ロッソにとってステップアップだと語る。

「このような評判の良い会社とのコラボレーションは、トロ・ロッソの認知度とファン数を拡大させていくだろう。スポンサーシップを探求することにも役立つと確信している」

「チームの構造は変わらない。従業員の数は成功した未来のための健全な基盤だ」

しかし、ホンダとの初年度となる2018年に関しては過度な期待はしていないとフランツ・トストは語る。

「我々の現実的な目標はミッドフィールドだ。大まかに言えば、大きな変化は期待していない。まだメルセデスが強いと思っているが、もちろんレッドブルとフェラーリがタイトルを争うことを期待している。正直に言えば、フェラーリよりもレッドブルにより期待している」

トロ・ロッソは、ホンダとのパートナーシップとの“第1号”となる2018年F1マシン『STR13』を2月25日(日)に発表する。

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カテゴリー: トロ・ロッソ | ホンダ