【スーパーフォーミュラ】 第2回公式テスト初日:関口雄飛が最速タイム
スーパーフォーミュラの開幕前最後となる第2回公式合同テストが28日(水)に富士スピードウェイで開催され、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が初日の最速タイムを記録した。
開幕前最後の走行となる合同テストには、シーズンにレギュラー参戦する19台のマシンが参加。この中でTEAM MUGENの15号車だけは、初日が福住仁嶺、2日目が阪口晴南と2人のドライバーがステアリングを握ることになっている。
また、前回の鈴鹿テストで2名のドライバーを搭乗させたUOMO SUNOCO TEAM LEMANSは、シーズンを戦う正ドライバーとして、ピエトロ・フィッティパルディの起用を正式発表。富士のテストではフィッティパルディが本戦に向けての最終仕上げを行うことになった。
今回のテストで各車が使用できるタイヤはドライが8セット。うち、鈴鹿テストから持ち越した物が2セット(ニュータイヤ、ユーズドタイヤ、またコンパウンドは問わず)。富士で新たにニュータイヤが6セット(ミディアム4セット、ソフト2セット)供給されている。また、初日、2日目とも、午前中のセッションでは各車2回ずつオーバーテイクボタンの使用が可能(午後は使用不可)となっている。
テスト初日の28日(水)は、この1週間で最も気温が上がり、初夏を思わせる温かさとなった。最初のセッションが始まった午前9時半の時点で、すでに気温は17℃、路面温度は23℃まで上昇した。
午前中に驚異的なトップタイムを叩き出したのは関口雄飛。関口はミディアムでマークしていたそれまでの自己ベストラップを1秒半近く上回る1分21秒861をマーク。他のドライバーに大きな差をつけた。これに続いたのは、ミディアムに続いてセッション終盤にソフトのニュータイヤを投入したジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)。だが、そのベストタイムは1分22秒611と、関口からは約コンマ8秒遅れとなっている。3番手には、ソフトのユーズドでアタックした(B-Max Racing team)。千代は1分22秒767と、ロシターからコンマ1秒差というところに迫った。
2時間のセッションすべてをソフトのユーズドタイヤで走り切ったのが、ピエトロ・フィッティパルディ。昨年も、各レースで独自の作戦を色々と繰り出してきたUOMO SUNOCO TEAM LEMANSが、今年も着々と本戦を見据えての準備を行っている様子が見て取れた。
2時間半のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは午後2時。気温は22℃、路面温度は31℃まで上昇する。
さて、開始から1時間半が経ったところで、赤旗が提示される。これは、山本尚貴(TEAM MUGEN)が100Rでスピンアウト。タイヤバリアに激突して、右リヤサスペンションにダメージを負ったためだ。このマシンの回収が終わると、セッションは午後3時43分に再開。当初の予定から10分延長されて、午後4時10分にチェッカーが提示されることになった。
セッションが再開されてからは、初日の仕上げとしてニュータイヤを投入するドライバーが現れ始め、タイムモニターにも動きが出始める。
午後のトップタイムを記録したのは国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。ソフトのニュータイヤで1分22秒168をマークした。以下、ソフトのニュータイヤを装着した(KONDO RACING)、No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)が続いた。
だが、午後はオーバーテイクボタンの使用ができなかったこともあり、総合トップタイムは午前中のセッションでNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が出したタイムとなった。午後のセッションでトップタイムをマークしたNo.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、総合3番手には午前中2番手のタイムをマークしたNo.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)。以下、午後のセッションで2番手だったNo.4 山下健太(KONDO RACING)、No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)。福住仁嶺は午後のセッション3番手で、ホンダエンジンユーザーではトップとなった。
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ
開幕前最後の走行となる合同テストには、シーズンにレギュラー参戦する19台のマシンが参加。この中でTEAM MUGENの15号車だけは、初日が福住仁嶺、2日目が阪口晴南と2人のドライバーがステアリングを握ることになっている。
また、前回の鈴鹿テストで2名のドライバーを搭乗させたUOMO SUNOCO TEAM LEMANSは、シーズンを戦う正ドライバーとして、ピエトロ・フィッティパルディの起用を正式発表。富士のテストではフィッティパルディが本戦に向けての最終仕上げを行うことになった。
今回のテストで各車が使用できるタイヤはドライが8セット。うち、鈴鹿テストから持ち越した物が2セット(ニュータイヤ、ユーズドタイヤ、またコンパウンドは問わず)。富士で新たにニュータイヤが6セット(ミディアム4セット、ソフト2セット)供給されている。また、初日、2日目とも、午前中のセッションでは各車2回ずつオーバーテイクボタンの使用が可能(午後は使用不可)となっている。
テスト初日の28日(水)は、この1週間で最も気温が上がり、初夏を思わせる温かさとなった。最初のセッションが始まった午前9時半の時点で、すでに気温は17℃、路面温度は23℃まで上昇した。
午前中に驚異的なトップタイムを叩き出したのは関口雄飛。関口はミディアムでマークしていたそれまでの自己ベストラップを1秒半近く上回る1分21秒861をマーク。他のドライバーに大きな差をつけた。これに続いたのは、ミディアムに続いてセッション終盤にソフトのニュータイヤを投入したジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)。だが、そのベストタイムは1分22秒611と、関口からは約コンマ8秒遅れとなっている。3番手には、ソフトのユーズドでアタックした(B-Max Racing team)。千代は1分22秒767と、ロシターからコンマ1秒差というところに迫った。
2時間のセッションすべてをソフトのユーズドタイヤで走り切ったのが、ピエトロ・フィッティパルディ。昨年も、各レースで独自の作戦を色々と繰り出してきたUOMO SUNOCO TEAM LEMANSが、今年も着々と本戦を見据えての準備を行っている様子が見て取れた。
2時間半のインターバルを経て、2回目のセッションが始まったのは午後2時。気温は22℃、路面温度は31℃まで上昇する。
さて、開始から1時間半が経ったところで、赤旗が提示される。これは、山本尚貴(TEAM MUGEN)が100Rでスピンアウト。タイヤバリアに激突して、右リヤサスペンションにダメージを負ったためだ。このマシンの回収が終わると、セッションは午後3時43分に再開。当初の予定から10分延長されて、午後4時10分にチェッカーが提示されることになった。
セッションが再開されてからは、初日の仕上げとしてニュータイヤを投入するドライバーが現れ始め、タイムモニターにも動きが出始める。
午後のトップタイムを記録したのは国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。ソフトのニュータイヤで1分22秒168をマークした。以下、ソフトのニュータイヤを装着した(KONDO RACING)、No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)が続いた。
だが、午後はオーバーテイクボタンの使用ができなかったこともあり、総合トップタイムは午前中のセッションでNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が出したタイムとなった。午後のセッションでトップタイムをマークしたNo.2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、総合3番手には午前中2番手のタイムをマークしたNo.37 ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)。以下、午後のセッションで2番手だったNo.4 山下健太(KONDO RACING)、No.15 福住仁嶺(TEAM MUGEN)。福住仁嶺は午後のセッション3番手で、ホンダエンジンユーザーではトップとなった。
2018年 スーパーフォーミュラ 第2回公式合同テスト 初日総合タイム
Pos | No | Name | Team | Best Time |
---|---|---|---|---|
1 | 19 | 関口雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1分21秒861 |
2 | 2 | 国本雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | 1分22秒168 |
3 | 37 | ジェームス・ロシター | VANTELIN TEAM TOM分S | 1分22秒611 |
4 | 4 | 山下健太 | KONDO RACING | 1分22秒681 |
5 | 15A | 福住仁嶺 | TEAM MUGEN | 1分22秒741 |
6 | 50 | 千代勝正 | B-MAX RACING TEAM | 1分22秒767 |
7 | 1 | 石浦宏明 | P.MU/CERUMO・INGING | 1分22秒812 |
8 | 17 | 塚越広大 | REAL RACING | 1分23秒108 |
9 | 5 | 野尻智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1分23秒119 |
10 | 64 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | 1分23秒133 |
11 | 16 | 山本尚貴 | TEAM MUGEN | 1分23秒179 |
12 | 20 | 平川亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1分23秒265 |
13 | 65 | 伊沢拓也 | TCS NAKAJIMA RACING | 1分23秒305 |
14 | 3 | ニックキャシディ | KONDO RACING | 1分23秒429 |
15 | 36 | 中嶋一貴 | VANTELIN TEAM TOM分S | 1分23秒521 |
16 | 7 | ピエトロ・フィッティパルディ | UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | 1分23秒534 |
17 | 8 | 大嶋和也 | UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | 1分23秒537 |
18 | 6 | 松下信治 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1分23秒655 |
19 | 18 | 小林可夢偉 | carrozzeria Team KCMG | 1分23秒761 |
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ