スーパーフォーミュラ、2023年導入の新型車両『SF23』を発表
スーパフォーミュラは、2023年に導入する新型車両『SF23』を発表。国内トップフォーミュラとして50周年の節目を迎える2023年シーズンに「カーボンニュートラルの対応」と「エンターテイメント性の向上」を目指す。
車両開発については、ホンダ、トヨタ両自動車メーカーの垣根を超えて、スーパーフォーミュラを開催する全国5つのサーキットにて年間7回、総走行距離1万㎞(約60レース分)を超える開発テストを実施し、その結果を踏まえ、『SF23』として来シーズンより投入する。
『SF23』はカーボンニュートラルの対応として、ダラーラ社製のボディに、カーボン素材と同等の剛性および重量を担保しつつ、麻由来の天然素材等を使用することで、原材料ならびに製造過程でのCO2排出量を約75%抑制した「Bcomp社」のバイオコンポジット素材を新たに採用。
タイヤについても、横浜ゴムがこれまで培ってきたノウハウを活かし、天然由来の配合剤やリサイクル素材等、再生可能原料を活用したレーシングタイヤを開発、これまでのスーパーフォーミュラとほぼ同等の性能を維持しつつ、33%(DRYタイヤの再生可能原料比率)のリサイクル素材と再生可能原料の採用を達成した「カーボンニュートラル対応レーシングタイヤ」を導入する。
なお、カーボンニュートラル燃料については、2023年の導入を見送り、引き続き業界全体の連携を図りながら様々な可能性を模索し、テストを継続していく。
また、ボディについては、より接近戦でドライバーの力を発揮できるクルマづくりを目的に、エアロダイナミクス(空力)を見直した。10月の鈴鹿サーキット、11月のモビリティリゾートもてぎでの実車両による走行評価を通じ、目標とした変化を確認することができた。2023年シーズンを戦うドライバーのバトルを通じて、エンターテインメントとしても、ファンの皆様にその変化を感じていただけることを期待している。
また同時に、2023年1月中旬より世界中のモータースポーツファンの皆様にスーパーフォーミュラの魅力を体感いただくための新たなデジタルプラットフォーム『SFgo〈エスエフゴー)』のサービス提供を開始する。
「デジタルの力でドライバーの魅力を余すことなくお伝えする」というコンセプトのもと、SUPER FORMULAの魅力をどのように体感いただくべきか、600名の「SFgo開発サポーター」の方々の評価やアイデアも参考にし、これまで様々な観点で検討してきた。
『SFgo』の最大の魅力は、レース中継映像に加え、ドライバーのあらゆる情報をリアルタイムに楽しめること。オンボードカメラの映像と車両のテレメトリーデータに加え、高精度GPSでの位置情報やチーム無線まで、見たいドライバーの情報を、ファン自らが選択し、視聴することができる。
このようにレースの視聴体験をアップデートすることに加え、モータースポーツファンのコミュニティとして、ファン自身が映像を編集し、SNSを通じて発信する機能や、将来的にはNFTやメタバース等の「WEB3.0」と連動した新たなコンテンツを生み出すことを段階的に目指していく。
23年1月中旬に無料でダウンロードできるアプリとしてサービスを開始し、4月の開幕戦からは2023年シーズンのレース映像を有料コンテンツ(月額990円~)として提供していく。一方、F3000やフォーミュラニッポンも含めた過去のトップフォーミュラのアーカイブ映像の視聴や、チームやドライバーのSNSやニュースの閲覧、チケットやグッズの購入等については、無料サービスとして楽しめる。
なお、『SFgo』のサービス開始に伴い、これまで一部サービスを有料で提供してきたSF公式YouTubeについては、23年4月より無料化し、より幅広い方にモータースポーツの楽しさを知っていただく重要なチャンネルとして活用を継続していく。
2023年のスーパーフォーミュラは、年間7大会、全9戦のシーズンとなります。4月の富士開幕戦と10月の鈴鹿最終戦については、土日2レース制での開催、また4月の鈴鹿大会と8月のもてぎ大会については、二輪(JSB1000)との併催となる。
また23年シーズンのドライバーについては、一部未発表のチームもあるが、現状11チーム、20名の参戦が予定されている。複数の外国人ドライバーの新規参戦も予定され、シーズンを盛り上げてくれることだろう。
2023年 スーパーフォーミュラ スケジュール
2023年 スーパーフォーミュラ チーム&ドライバー
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ
車両開発については、ホンダ、トヨタ両自動車メーカーの垣根を超えて、スーパーフォーミュラを開催する全国5つのサーキットにて年間7回、総走行距離1万㎞(約60レース分)を超える開発テストを実施し、その結果を踏まえ、『SF23』として来シーズンより投入する。
『SF23』はカーボンニュートラルの対応として、ダラーラ社製のボディに、カーボン素材と同等の剛性および重量を担保しつつ、麻由来の天然素材等を使用することで、原材料ならびに製造過程でのCO2排出量を約75%抑制した「Bcomp社」のバイオコンポジット素材を新たに採用。
タイヤについても、横浜ゴムがこれまで培ってきたノウハウを活かし、天然由来の配合剤やリサイクル素材等、再生可能原料を活用したレーシングタイヤを開発、これまでのスーパーフォーミュラとほぼ同等の性能を維持しつつ、33%(DRYタイヤの再生可能原料比率)のリサイクル素材と再生可能原料の採用を達成した「カーボンニュートラル対応レーシングタイヤ」を導入する。
なお、カーボンニュートラル燃料については、2023年の導入を見送り、引き続き業界全体の連携を図りながら様々な可能性を模索し、テストを継続していく。
また、ボディについては、より接近戦でドライバーの力を発揮できるクルマづくりを目的に、エアロダイナミクス(空力)を見直した。10月の鈴鹿サーキット、11月のモビリティリゾートもてぎでの実車両による走行評価を通じ、目標とした変化を確認することができた。2023年シーズンを戦うドライバーのバトルを通じて、エンターテインメントとしても、ファンの皆様にその変化を感じていただけることを期待している。
また同時に、2023年1月中旬より世界中のモータースポーツファンの皆様にスーパーフォーミュラの魅力を体感いただくための新たなデジタルプラットフォーム『SFgo〈エスエフゴー)』のサービス提供を開始する。
「デジタルの力でドライバーの魅力を余すことなくお伝えする」というコンセプトのもと、SUPER FORMULAの魅力をどのように体感いただくべきか、600名の「SFgo開発サポーター」の方々の評価やアイデアも参考にし、これまで様々な観点で検討してきた。
『SFgo』の最大の魅力は、レース中継映像に加え、ドライバーのあらゆる情報をリアルタイムに楽しめること。オンボードカメラの映像と車両のテレメトリーデータに加え、高精度GPSでの位置情報やチーム無線まで、見たいドライバーの情報を、ファン自らが選択し、視聴することができる。
このようにレースの視聴体験をアップデートすることに加え、モータースポーツファンのコミュニティとして、ファン自身が映像を編集し、SNSを通じて発信する機能や、将来的にはNFTやメタバース等の「WEB3.0」と連動した新たなコンテンツを生み出すことを段階的に目指していく。
23年1月中旬に無料でダウンロードできるアプリとしてサービスを開始し、4月の開幕戦からは2023年シーズンのレース映像を有料コンテンツ(月額990円~)として提供していく。一方、F3000やフォーミュラニッポンも含めた過去のトップフォーミュラのアーカイブ映像の視聴や、チームやドライバーのSNSやニュースの閲覧、チケットやグッズの購入等については、無料サービスとして楽しめる。
なお、『SFgo』のサービス開始に伴い、これまで一部サービスを有料で提供してきたSF公式YouTubeについては、23年4月より無料化し、より幅広い方にモータースポーツの楽しさを知っていただく重要なチャンネルとして活用を継続していく。
2023年のスーパーフォーミュラは、年間7大会、全9戦のシーズンとなります。4月の富士開幕戦と10月の鈴鹿最終戦については、土日2レース制での開催、また4月の鈴鹿大会と8月のもてぎ大会については、二輪(JSB1000)との併催となる。
また23年シーズンのドライバーについては、一部未発表のチームもあるが、現状11チーム、20名の参戦が予定されている。複数の外国人ドライバーの新規参戦も予定され、シーズンを盛り上げてくれることだろう。
2023年 スーパーフォーミュラ スケジュール
Round | 日程 | 開催地 |
---|---|---|
第1戦 | 4月8日(土) | 富士スピードウェイ(静岡県) 土・日2レース |
第2戦 | 4月9日(日) | |
第3戦 | 4月22日(土)・23日(日) | 鈴鹿サーキット(三重県) 2輪との併催(JSB1000クラス) |
第4戦 | 5月20日(土)・21日(日) | 九州大会 in オートポリス(大分県) |
第5戦 | 6月17日(土)・18日(日) | 東北大会 in スポーツランドSUGO(宮城県) |
第6戦 | 7月15日(土)・16日(日) | 富士スピードウェイ(静岡県) |
第7戦 | 8月19日(土)・20日(日) | モビリティリゾートもてぎ(栃木県) 2輪と併催(JSB1000クラス) |
第8戦 | 10月28日(土) | 鈴鹿サーキット(三重県) 土・日2レース |
第9戦 | 10月29日(日) |
2023年 スーパーフォーミュラ チーム&ドライバー
No. | Driver | Birthdate/Nat. | Ent./Eng. |
---|---|---|---|
1 | 野尻 智紀 Tomoki Nojiri | 1989.9.15 茨城県 | TEAM MUGEN HONDA/M-TEC HR-417E |
15 | リアム・ローソン Liam Lawson | 2002.2.11 ニュージーランド | |
3 | 山下 健太 Kenta Yamashita | 1995.8.3 千葉県 | KONDO RACING TOYOTA/TRD 01F |
4 | 小高 一斗 Kazuto Kotaka | 1999.4.17 神奈川県 | |
5 | 牧野 任祐 Tadasuke Makino | 1997.6.28 大阪府 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING HONDA/M-TEC HR-417E |
6 | 太田 格之進 Kakunoshin Ohta | 1999.6.16 京都府 | |
7 | 小林 可夢偉 Kamui Kobayashi | 1986.9.13 兵庫県 | KCMG TOYOTA/TRD 01F |
18 | 国本 雄資 Yuji Kunimoto | 1990.9.12 神奈川県 | |
12 | 福住 仁嶺 Nirei Fukuzumi | 1997.1.24 徳島県 | ThreeBond Racing HONDA/M-TEC HR-417E |
14 | 大嶋 和也 Kazuya Oshima | 1987.4.30 群馬県 | ROOKIE Racing TOYOTA/TRD 01F |
19 | 関口 雄飛 Yuhi Sekiguchi | 1987.12.29 東京都 | TEAM IMPUL TOYOTA/TRD 01F |
20 | 平川 亮 Ryo Hirakawa | 1994.3.7 広島県 | |
36 | TBA | Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA/TRD 01F | |
37 | 宮田 莉朋 Ritomo Miyata | 1999.8.10 神奈川県 | |
38 | 坪井 翔 Sho Tsuboi | 1995.5.21 埼玉県 | P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA/TRD 01F |
39 | 阪口 晴南 Sena Sakaguchi | 1999.7.9 大阪府 | |
50 | 松下 信治 Nobuharu Matsushita | 1993.10.13 埼玉県 | B-Max Racing Team HONDA/M-TEC HR-417E |
51 | ラウル・ハイマン Raoul Hyman | 1996.5.12 イギリス | |
64 | 山本 尚貴 Naoki Yamamoto | 1988.7.11 栃木県 | TCS NAKAJIMA RACING HONDA/M-TEC HR-417E |
65 | 佐藤 蓮 Ren Sato | 2001/8/5 神奈川県 |
カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ