スーパーフォーミュラ: 野尻智紀が参戦8年目で悲願のチャンピオン獲得!
野尻智紀(TEAM MUGEN)が、2021年のスーパーフォーミュラのチャンピオンを獲得した。

10月17日(日)に栃木県のツインリンクもてぎで2021年のスーパーフォーミュラの最終戦が行われた。ウェットからダンプコンディションという難しいコンディションの中で行われたレースは、大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)が初勝利。

チャンピオン争いでは、序盤レインタイヤでポジションを落とした野尻智紀(TEAM MUGEN)が5番手まで挽回。ライバルの関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が4位、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)と福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がノーポイントに終わったため、ドライバーズチャンピオンを獲得した。野尻智紀にとっては参戦8年目にして悲願のキャリア初のタイトル獲得となった。

野尻智紀
「念願の国内メジャータイトルを初めて獲得できて本当にうれしく思います!今季は、プレシーズンテストからチーム全体でしっかりと準備をして臨んだ開幕2レースで連勝し、ロケットスタートを切ることができました。そして、これまで成績を残せていなかったツインリンクもてぎでの連戦でもしっかりと結果を残すことで、ドライバーズチャンピオンを手にすることができました。私が今季ドライブしているマシンには、新型コロナウイルス感染症と戦ってくださっている医療従事者の皆様への感謝を表現したデザインが大きく施されておりますが、タイトルの獲得がこのメッセージをより広くお届けできることにつながれば幸いです。最後になりましたが、スポンサーおよび応援して下さる皆様、本当にありがとうございました!」

田中洋克(TEAM MUGEN 監督)
「監督に就任した年にタイトルを獲得することができ、本当にうれしい思いでいっぱいです。新型コロナウイルス感染症の最前線に立たれている医療従事者の皆様、スポンサー並びに関係者の皆様、そしていつも声援を下さるファンの皆様に御礼申し上げます。この実力伯仲のシリーズで3勝を挙げて栄冠をつかんだ野尻選手はさすがだと思いますし、この勝利ために力を出し尽くしたチームメンバーを誇りに思います。これからも熱いレースをお見せできるようチーム一丸となって頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします」

渡辺康治(本田技研工業株式会社 執行職 ブランド・コミュニケーション本部長)
「野尻智紀選手や田中洋克監督をはじめとするTEAM MUGENおよび関係者の方々、そして、いつも熱心に応援をしてくださるファンの皆様に心より『おめでとうございます』と申し上げたいと思います。また、ここまでのシーズン6戦で3勝を挙げるという圧倒的な強さを示した野尻選手とTEAM MUGENのパフォーマンスは本当に見事だったと思います。最終戦の鈴鹿でも王者の走りを見せてくれることを期待します。このようにハイレベルなマシンを操るドライバーたちが技量を競い合うSUPER FORMULAへの参画を通じて、Hondaはこれからも日本のモータースポーツ文化のさらなる振興に努めてまいります」

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カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ