小林可夢偉 F1アブダビGP 予選
ザウバーは、F1アブダビGPの予選で、小林可夢偉が12番手、ニック・ハイドフェルドが14番手だった。

小林可夢偉 (12番手)
「ほんのわずかの差でQ3進出を逃しましたが、僕たちのクルマはこのコースだと行ける可能性が充分あったと思います。クルマの状態は金曜日よりもずいぶんと良くなりましたし、ラップもまずまず良かった。ただ いつものルーティン通りにフリー走行3回目からブレーキマテリアルを交換したところ、ブレーキのリヤとフロントのバランスが狂ってしまい、そのため自信をもって走ることができず、完璧なセクタータイムを揃えることができませんでした。それでも明日のレースは 楽しみにしていますし、このスタートポジションでもポイントを獲れると信じています」

ニック・ハイドフェルド (14番手)
「僕たちは金曜日からとてもクルマを改善させたと思う。予選は悪くなかったけど、完全には満足していない。タイヤに熱をいれるのに2〜3周かかっている。Q1ではプライムタイヤを使ったし、そのあとのQ2ではオプションタイヤを使った。去年のように差はあまり大きくない。暑いけど、ターマックはとてもスムースだし、あまり多くのグリップを提供してくれない。ここで正しいマシンバランスを得るのは簡単ではない。Q2では柔らかい方のオプションラバーを1セット使った。最後のラップはオーケーだったし、トラフィックやミスもなかった。でも、タイヤからもっと多くのグリップを得られたかもしれない」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「夜通しドライバーたちとエンジニアがいい仕事をしてくれたおかげで、フリー走行3回目でクルマのセットアップは正しい方向性に向かった。予選にむけてクルマのフィーリングもそこそこいい状態だった。予選はタイヤにつきる。コンディションが大きく変わるなかウオームアップが課題だったので、最適なコンパウンドと何周走るのかがカギだった。路面温度の変化とタイヤの保ち具合の妥協点が必要だった。その結果、どちらのセッションともに長めのランでアタックしたが、 正しい選択だったと思う。今日はトラフィックも問題だったので、多めに走るのが賢明だった。可夢偉はいいラップを走り、コンマ13秒でQ3進出を逃したが、その分明日の決勝にはフレッシュなタイヤが残っている。グリッドの並び順をみると明日は素晴らしいレースになるだろう。我々としてはとにかくいいレースをしていくつかポイントを稼ぎたい」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1アブダビGP