小林可夢偉 F1韓国GP 予選
ザウバーは、F1韓国GPの予選で、小林可夢偉が12番手、ニック・ハイドフェルドが13番手だった。

小林可夢偉 (12番手)
「全体的にみて、今日できる最大限の結果だったと思います。第3セッション進出はもう少しでした。午前中は路面が昨日からかなり変わっていることに気づきました。そのため、変更していたセットアップを評価し直す必要がありました。予選ではクルマが少しナーバスでしたが、全体的には問題はなかったです。僕たちのタイヤ戦略は良かったですし、僕としても第2セッションは1回だけのアタックで長い周回を走るというのは正しい決断でした。ただ、一番速かったラップでは、不運にもトラフィックにひっかかりましたが、こういう時もあります。明日はチャレンジングでいいレースを楽しみにしています!!」

ニック・ハイドフェルド (13番手)
「ここでの予選はとても楽しかった。今回はトラフィックの問題もなくクリアラップが得られた。最速ラップも良かったと思うので、それには満足している。午前中はいくつかセットアップに不一致があったけど、予選前には解決できた。タイヤをベストな状態で働かせるのは簡単ではない。ソフト側のコンパウンドでの3ラップ目が最速だった。フロントタイヤがあまりに冷えていたので、次のラップでは温度が上がってくれることを願っていたし、改善できると思ったけど、むしろグレイニングが始まってしまった。グリッドポジションはトラックのクリーンな側なので、スタートでポジションを上げられると期待している。トップスピードはいいとは言えないので、後半にオーバーテイクするのは難しくなるかもしれない」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「昨日、弱かった第1セクターを改善するために、夜の間にクルマに変更を加えていた。最適だと思うダウンフォースレベルを見い出し、メカニカルにも変更点を加えていた。ただ、フリー走行3回目では、ふたりともクルマがさらにオーバーステアになって、運転しずらくなったとレポートしてきた。セクター1で一歩後退していたようだし、金曜日と比較してもセクター3でも遅れがあった。理由ははっきり分からないが、クルマ加えた変更が思ったような効果を発揮しなかったようだ。金曜の午後に比べて路面は滑りやすかったし、温度も冷えていたこともその理由かとも考えられる。ただその問題にチームがうまく対応してくれた。予選では、オプションとプライムのパフォーマンスがどれだけ違うか分からなかったので、まず第1セッションを安全に通過するため2回目のアタックではオプションタイヤを選択した。そして第2セッションでは計測3周目が一番速いという事実から、オプションタイヤを1セットセーブすることにした。少しトラフィックの影響もあったが、ふたりのドライバーはうまく走ってきちんと3周目にベストタイムを出している。第3セッション進出まではあとコンマ数秒だった。第2セクターでタイムをロスしているのが不思議だが、セクター1とセクター3はかなり改善されていた。第3セッションに進めなかったのは残念だが、みんながいい仕事をして、今朝の難しい状況から抜け出すことができた。いつも我々のレースペースは予選よりもいいことは分かっているので、明日はいいレースができると楽しみにしている。この位置からポイントを目指して戦うことができるのは間違いない」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1韓国GP