小林可夢偉 ザウバー F1カナダGP
ザウバーは、F1カナダGPで小林可夢偉、ペドロ・デ・ラ・ロサともにリタイアだった。

小林可夢偉 (リタイア)
「起きてはならない事がおきてしまいました。18番グリッドからスタートして、1周目のバックストレートで9番手をニコ・ヒュルケンベルグと争っていました。僕たちの前を走っていたミハエル・シューマッハがシケインへのブレーキングでなにかトラブルがあったようで、3人ともブレーキングが遅れて行き場がなくなってしまいました。その結果、縁石にのってクルマが跳ねてしまい、クルマにひどいダメージを負って止めるしかありませんでした」

ペドロ・デ・ラ・ロサ (リタイア)
「手ブラで離れるのは確かにかなり期待外れだ。レースの1周目にストレートでヴィタリー・ペトロフが僕の前でスピンして、彼が芝生から戻ってきたときに僕のクルマにヒットした。フロントウイングが壊れて、新しいノーズに交換するためにピットインした。リアウイングもダメージを負っていたけど、それほど酷くはなかった。それあとクルマはかなり良かった。突然リアタイヤが終わってしまったので、ピットストップを早めた。そのピットスチップあと、すべては順調に思えたけど、31周目にストレートで突然トップスピードの低下を感じて、すぐに深刻な問題だとわかったよ」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「この週末全体をみて厳しいものだったが、最後まで走れず残念だ。ペドロはスタート直後の1コーナーの混乱時にぶつけられて、右リヤタイヤとフロントウイングにダメージを負ってしまった。そのためすぐにピットインしなければならなかった。可夢偉は素晴らしいスタートをきめ、混乱をうまくつかって10番手までポジションを上げた。しかし最終コーナーでミスをしてレースが終わってしまった。クルマのダメージが大きくもう走行ができなかったが、ポイントを獲れるチャンスがあっただけに残念だ。早めにピットインした後のペドロのペースは非常によく、前のクルマに追いつた頃にタイヤのデグラデーションが始まったので2度目のピットインをした。最後まで走ってもらいたかったが、エンジンに問題がおきてしまった。その原因はいま調査中だ。ポイントなしの厳しいレースとなってしまったので、次のレースでは挽回したい」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1カナダGP