F1 ザウバー キミ・ライコネン
ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、昨年の良いニュースの“スパイラル”がキミ・ライコネンにチームに加入する動機を与える鍵となったと考えている。

2017年に1年落ちのフェラーリ製エンジンを搭載していたザウバーは、夏に2018年に向けて計画していたホンダとのエンジン契約をキャンセルし、フェラーリの最新仕様のエンジンを使用する新しい契約にサインした。

その後、ザウバーはアルファロメオとタイトルスポンサー契約を締結し、フェラーリのジュニアドライバーであるシャルル・ルクレールを2018年のドライバーに起用。テクニカルディレクターとして元フェラーリのシモーネ・レスタ、そして、エアロダイナミストとして元アウディのヤン・モンショーを雇用した。

フレデリック・バスールは、2018年序盤のアルファロメオとの契約を含めた一連のポジティブな出来事がザウバーをより魅力的なチームへと変貌させ、キミ・ライコネンに契約を決断させる動機を与えたと語る。

「我々にはフェラーリ、アルファロメオがおり、シャルル・ルクレールがチームに加入した。ファクトリーにはヤン・モンショー、シモーネ・レスタを連れてくることができた」

「毎週、スパイラルのように良いレースがあった。そこにはモチベーションがあるし、昨年と比較してチームのムード、スピリットはかなり高まっている」

フレデリック・バスールは、アルファロメオとのパートナーシップは“重要”だったとし、発表後、“チームへの雇用とスポンサーへの欲求は完全に異なるものになった”と語る。

「私にとってドライバーも同じことだ。優秀なエンジニアは給料でモチベーションを高めることができるが、彼らはレースを愛しており、結果を出すことを望んでいる」

「我々は雇用のためにはるかに良いポジションにいるし、全ての部門に優秀な人材を配置することがでいる。我々はプロジェクトとして本当に魅力的だという感覚がある」

「ドライバーも同じストーリーだ。キミはより大きなチームにアクシデントでもない限り我々が7位を上回ることが困難であることをわかっている」

「モチベーションは他のところから生み出すことができる。実際、我々は改善しているし、成長している。我々はなにかを構築している。それがドライバーを含め、チームメンバー全員にとっての大きな感覚としてあると思う」

フレデリック・バスールは、ザウバーの2018年の結果は人員配置の“最初の結果”に過ぎないとし、チームはシーズンの長期にわたってトップ10の脅威となることを追い求めており、雇用計画はまだ終わっていないと語る。

「昨年以降、我々は会社のあらゆる部門を改善させるために多くの採用を行っており、それが成果を挙げている」とフレデリック・バスールはコメント。

「2017年末に仕事を初めたとき、人々は2018年の序盤に加入し、彼らの何人かは2018年マシンに取り組んだが、直接2019年のクルマに移行する者もいた」

「それはこの雇用の最初の結果だ。ますます多くの結果を出していけることを期待している」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / キミ・ライコネン