佐藤琢磨
佐藤琢磨は、インディ500の予選を31番手で通過した。

インディ500の決勝に進出できるのは伝統的に33台と決まっている。今年からの新ルールで予選初日には24位までのグリッドが決定。

予選2日目は午後1時を前に33個のグリッドが早々と埋められ、インディ500名物のバンプ・アウト合戦が始まった。

午後12時50分、ルーキーのジェイ・ハワード(Sarah Fisher Racing)が平均時速223.824マイルをマーク。20分ほど前にアタックしていた佐藤琢磨(KV Racing Technology)が今年のバンプ・アウト第1号となった。前日にアクシデントを起こした佐藤琢磨は、初めて行った予選アタックで時速221.622マイルしか出せなかった。

予選初日以上に気温と路面温度が上昇し、バンプデイはスピードを出すのが困難なコンディションとなった。そのため、各ドライバーは気温や路面温度が少しでも下がる予選終了間際の午後6時直前にアタックを狙う。佐藤琢磨は5時41分にコースイン。2度目のアタックで時速224.178マイルを記録し、31位で予選通過を果たした。

佐藤琢磨 (31番手)
「すごい一日になりました。ファンの皆さんには心配をおかけしましたが、インディ500の予選を通過し、決勝に出場できることになりました。予選初日に大きなアクシデントを起こしましたが、チームが一生懸命にマシンを直してくれ、今朝コースを走ってみるとマシンのフィーリングはすばらしいものになっていて、自分の身体にも何も問題がないことがわかりました。昼間に一度アタックを行い、一旦自分たちはバンプ・アウトされましたが、日中は気温が上がってスピードが出せないコンディションだったので、夕方まで次のアタックは待つことにしました。予選終了30分前からはチームも混乱気味になっていました。それでも4周のアタックを気持ちよく行え、グリッドを確保できたのでホッとしています。チームのクルーたちに本当に感謝しています」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨