佐藤琢磨 インディカー
佐藤琢磨は、インディカー・シリーズ 第8戦 デトロイトの決勝を4位で終えた。

ダブルヘッダーで開催された第8戦は日差しが強い暑いコンディション。予選でトラックレコードを更新する会心の走りを見せ、3年ぶりにポールポジションからスタートした佐藤琢磨は、序盤はトップ守りレースを進める。

前日に3ストップ戦略が機能しなかった佐藤琢磨は、2ストップを選択してフュエルウィンドウとなる23周まで引っ張ってピットイン。しかし、1周後にピットインしたグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)に逆転を許して、2番手で第2スティントを戦う。

だが、ブラックタイヤの第2スティントでペースは上がらず、トップからは大きく引き離され、後続のウィル・パワー(ペンスキー)からプレッシャーを受け続ける展開に。

それでも2番手をキープして47周にピットインするも、同時にウィル・パワーに逆転を許して1つ順位を下げる。さらにピットストップを延ばしたジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)にも逆転され、4番手で最終スティントを迎える。

最終スティントも後続からのプレッシャーを受けるが、そのまま順位を守り、4位でフィニッシュした。

「厳しかったですね」と佐藤琢磨はコメント。

「スタートでリードして、ライアンとレースをコントロールできた最初のスティントまではよかったんですけども、徐々にペースを維持するのがきつくなってきて、最後、目一杯プッシュしたんですけども、今のでしたね」

インディ500で優勝して多忙な一週間を過ごした佐藤琢磨にとって、ダブルヘッダーかつ暑いなかでのレースは体力的にも厳しかった。

「確かに体力的にもダブルヘッダーできつかったですし、クルマも燃料も精一杯頑張ったんですけどね。思いっきり本当はもちろん表彰台を狙っていきたかったんですけど・・・残念でした」

それでも4位入賞を果たした佐藤琢磨は、ランキングでトップのスコット・ディクソンとの差を11ポイントまで縮めて3位をキープ。

次戦第9戦テキサスは1週間後の6月10日(日)。オーバルのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー