佐藤琢磨
佐藤琢磨は、2012年インディカー最終戦フォンタナの予選を16番手で終えた。

2012年のIZODインディカー・シリーズは、早いもので最終戦を迎えた。シーズンの最後を飾るレースが行われるのは、カリフォルニア州フォンタナのフォンタナ・オートクラブスピードウェイ。

20005年以来となるインディカー・レースを開催するこのコースは、全長2マイルのスーパースピードウェイ。

コーナーには14度、グランドスタンド前の湾曲した部分も11度のバンクとなっており、サイド・バイ・サイドが多いエキサイティングなバトルが見られるものと期待されている。

佐藤琢磨はインディカー参戦3年目だが、フォンタナ・オートクラブスピードウェイでのレースは今回が初めて。予選日のプラクティスで多くの周回を重ね、データを多く収集する計画だった佐藤陣営だったたが、フルコースコーションが多く出され、彼らが予定していただけの走り込みは行えなかった。

それでも、限られたデータを活用して予選用セッティングを完成させ、佐藤琢磨はプラクティス時から大幅にスピードアップを果たし、予選結果は16番手となった。500マイルの長いレースを戦い抜くために、マシン作りはいい方向に向かっている。

佐藤琢磨 (16番手)
「朝のプラクティスは少々フラストレーションのたまるものになりました。たくさん走って多くのセッティングを試したかったのですが、あまり走ることができませんでした。8月のテストでやり残したこともあったというのにです。そうした状況で、私たちは持っているデータを総合して予選に臨みました。そして、予選で自分たちが到達したスピードには満足しています。私たちにとってのフォンタナでのベストのスピードを出すことができました。それは8月のテスト、そして今日のプラクティスを通じて一番速いものでした。今日の走行コンディションは決して簡単なものではありませんでした。とても高い気温と路面温度で、路面のグリップは全体的に低かったと思います。マシンのバランスについても、まずまずハッピーなものになっていて、だからこそ思いきったアタックを行うことができました。夕方のファイナルプラクティスでは、また多くの仕事をこなす必要があります」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー