宮田莉朋 FIA-F2第3戦の両レースで5位入賞「次に繋がるレースができた」
FIA-F2の第3戦がオーストラリア・メルボルンのアルバートパークで行われ、TGR WECチャレンジプログラムから同シリーズに今季よりフル参戦している宮田莉朋がスプリントレース、フィーチャーレース共に5位フィニッシュでポイント獲得を果たした。
3月22日(金)から24日(日)にかけて、オーストラリア・メルボルンの公園内に特設されたアルバートパーク・サーキットで2024年FIA-F2第3戦が開催された。
FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がフル出場しており、同シリーズは開幕からの中東での2戦を終え、オーストラリアへと大きく舞台を移動して第3戦を迎えることとなった。
宮田莉朋は開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦での入賞、ポイント獲得を果たしたが、続く第2戦ジェッダ(サウジアラビア)ではF2で初体験となる市街地コースで、トラブルなどもあり苦戦。12位/15位に終わった。今大会の舞台となるアルバートパークも公園内の公道に特設された壁の迫る狭いコースでF1との併催イベントとして行われ、経験を重ねる宮田莉朋の走りに注目が集まった。
予選
22日(金)午前中の45分間の練習走行を経て、午後5時半から30分間の予選が行われた。セッション開始からわずか5分で単独スピンを喫した車両により赤旗中断。再開後も残り5分を切ったところでクラッシュ車両により再び赤旗が出される、荒れた予選となった。宮田莉朋はこの荒れたセッションの中でも着実にタイムを更新して行き、最後の5分を切ってのアタックでも1分29秒702へとタイムアップ。12番手グリッドを獲得した。
スプリントレース
23日(土)午後2時15分より、タイヤ交換義務無しの23周でスプリントレースが行われた。
宮田莉朋は12番手からスタート。スタート直後に上位の2台がピットロード出口付近でクラッシュ。早くもセーフティカーが導入された。6周の長いセーフティカーを経て、7周目からレースは再開。宮田莉朋は11位で再スタートを切ると、9周目にチームメイトをパスし、10位へ。その後も激しいバトルを繰り広げた。
12周目に4位争いの車両が接触、クラッシュしたことで2度目のセーフティカーが導入されると宮田莉朋は7位へポジションアップ。15周目にレースが再開されると、7位の宮田莉朋はペースを上げ、19周目には6位へさらに前車との差を詰めていったが、追いつくまでには到らず、そのまま6位でチェッカー。レース後、トップチェッカーの車両がペナルティを受けたことで宮田莉朋はこのレースを5位でフィニッシュ、今季2度目のポイント獲得を果たすこととなった。
宮田莉朋
「スプリントレースを5位で終えました。予選は12番手で終わってしまったのですが、今日のスプリントレースは着実に、まずレースを走り切ることを第一の目標で戦いました。コース上でもクルマをたくさんオーバーテイクしましたし、順位的にもたくさんゲインしてポイントも獲れたので、自分としてはすごく良いレースになったかなと思います。まだまだタイヤへの理解度を深められていなかったり、コースも毎戦新しいので、ひとつひとつ学んでいる時ですが、明日のフィーチャーレースも今日の経験を活かして、良いレースがまたできるように頑張ります」
フィーチャーレース
24日(日)は曇り空の下、午前11時35分より、タイヤ交換義務有りの33周で争われるフィーチャーレースがスタートした。
12番手スタートの宮田莉朋はトップ10圏内を狙う順位争いを展開。6周目に他車の接触によるアクシデントでバーチャル・セーフティカー(VSC)が出され、9周目に解除に。VSC中はタイヤ交換義務が消化できないため、ここで上位勢が一斉にピットへ向かった。
これにより6位へと順位を上げた宮田莉朋は、10周目にピットへ。幸運にも、その直後にこの日2度目となるVSCが出され、まもなくセーフティカーが導入。全車スロー走行となる中でピット作業を終えることができた宮田莉朋は、この時点で11位、ピットを終えたグループでの4位と好位置につけて後半戦に臨むこととなった。
15周目を終えたところでセーフティカーが退去しレースが再開されると、宮田莉朋はここでもポジションを上げるべくプッシュし続け、さらに上位を狙いバトルを展開、22周目にはライバルをパスして10位へ。その後、上位車両がタイヤ交換義務消化のためにピットインすることで宮田莉朋は順位を上げていき、残り2周で5位へと浮上。最後まで宮田莉朋はペースを緩めず前車との差を詰めて行き、5位でチェッカー。今大会両レース共に12番手グリッドからの追い上げで5位入賞、ポイント獲得を果たした。
宮田莉朋
「フィーチャーレースは12番手スタートから5位で終わりました。フィーチャーレースもしっかり追い上げることができて、運も良かったところはあるのですが、スプリントレースと共に、ポイントを獲得することができました。まだ自分の中でも課題はありますが、経験を積んで次に繋がるレースはできたので、しっかりこの経験を4月からのヨーロッパラウンドに活かしたいと思います。今週末もたくさんの応援ありがとうございました」
カテゴリー: F1 / 宮田莉朋 / FIA F2
3月22日(金)から24日(日)にかけて、オーストラリア・メルボルンの公園内に特設されたアルバートパーク・サーキットで2024年FIA-F2第3戦が開催された。
FIA-F2には今季TOYOTA GAZOO Racing(TGR) WECチャレンジプログラムのドライバーである宮田莉朋がフル出場しており、同シリーズは開幕からの中東での2戦を終え、オーストラリアへと大きく舞台を移動して第3戦を迎えることとなった。
宮田莉朋は開幕戦サヒール(バーレーン)のフィーチャーレースで9位に入り、デビュー戦での入賞、ポイント獲得を果たしたが、続く第2戦ジェッダ(サウジアラビア)ではF2で初体験となる市街地コースで、トラブルなどもあり苦戦。12位/15位に終わった。今大会の舞台となるアルバートパークも公園内の公道に特設された壁の迫る狭いコースでF1との併催イベントとして行われ、経験を重ねる宮田莉朋の走りに注目が集まった。
予選
22日(金)午前中の45分間の練習走行を経て、午後5時半から30分間の予選が行われた。セッション開始からわずか5分で単独スピンを喫した車両により赤旗中断。再開後も残り5分を切ったところでクラッシュ車両により再び赤旗が出される、荒れた予選となった。宮田莉朋はこの荒れたセッションの中でも着実にタイムを更新して行き、最後の5分を切ってのアタックでも1分29秒702へとタイムアップ。12番手グリッドを獲得した。
スプリントレース
23日(土)午後2時15分より、タイヤ交換義務無しの23周でスプリントレースが行われた。
宮田莉朋は12番手からスタート。スタート直後に上位の2台がピットロード出口付近でクラッシュ。早くもセーフティカーが導入された。6周の長いセーフティカーを経て、7周目からレースは再開。宮田莉朋は11位で再スタートを切ると、9周目にチームメイトをパスし、10位へ。その後も激しいバトルを繰り広げた。
12周目に4位争いの車両が接触、クラッシュしたことで2度目のセーフティカーが導入されると宮田莉朋は7位へポジションアップ。15周目にレースが再開されると、7位の宮田莉朋はペースを上げ、19周目には6位へさらに前車との差を詰めていったが、追いつくまでには到らず、そのまま6位でチェッカー。レース後、トップチェッカーの車両がペナルティを受けたことで宮田莉朋はこのレースを5位でフィニッシュ、今季2度目のポイント獲得を果たすこととなった。
宮田莉朋
「スプリントレースを5位で終えました。予選は12番手で終わってしまったのですが、今日のスプリントレースは着実に、まずレースを走り切ることを第一の目標で戦いました。コース上でもクルマをたくさんオーバーテイクしましたし、順位的にもたくさんゲインしてポイントも獲れたので、自分としてはすごく良いレースになったかなと思います。まだまだタイヤへの理解度を深められていなかったり、コースも毎戦新しいので、ひとつひとつ学んでいる時ですが、明日のフィーチャーレースも今日の経験を活かして、良いレースがまたできるように頑張ります」
フィーチャーレース
24日(日)は曇り空の下、午前11時35分より、タイヤ交換義務有りの33周で争われるフィーチャーレースがスタートした。
12番手スタートの宮田莉朋はトップ10圏内を狙う順位争いを展開。6周目に他車の接触によるアクシデントでバーチャル・セーフティカー(VSC)が出され、9周目に解除に。VSC中はタイヤ交換義務が消化できないため、ここで上位勢が一斉にピットへ向かった。
これにより6位へと順位を上げた宮田莉朋は、10周目にピットへ。幸運にも、その直後にこの日2度目となるVSCが出され、まもなくセーフティカーが導入。全車スロー走行となる中でピット作業を終えることができた宮田莉朋は、この時点で11位、ピットを終えたグループでの4位と好位置につけて後半戦に臨むこととなった。
15周目を終えたところでセーフティカーが退去しレースが再開されると、宮田莉朋はここでもポジションを上げるべくプッシュし続け、さらに上位を狙いバトルを展開、22周目にはライバルをパスして10位へ。その後、上位車両がタイヤ交換義務消化のためにピットインすることで宮田莉朋は順位を上げていき、残り2周で5位へと浮上。最後まで宮田莉朋はペースを緩めず前車との差を詰めて行き、5位でチェッカー。今大会両レース共に12番手グリッドからの追い上げで5位入賞、ポイント獲得を果たした。
宮田莉朋
「フィーチャーレースは12番手スタートから5位で終わりました。フィーチャーレースもしっかり追い上げることができて、運も良かったところはあるのですが、スプリントレースと共に、ポイントを獲得することができました。まだ自分の中でも課題はありますが、経験を積んで次に繋がるレースはできたので、しっかりこの経験を4月からのヨーロッパラウンドに活かしたいと思います。今週末もたくさんの応援ありがとうございました」
カテゴリー: F1 / 宮田莉朋 / FIA F2