FIA-F2第4戦イモラ 宮田莉朋がスプリント6位入賞で今季初ポイント

予選:赤旗終了で10番手 今季最上位グリッド獲得
予選は16日(金)の午後4時3分から30分間で行われた。宮田はセッション前半から積極的にタイムを出し、一時は6番手、セッション中盤のピットイン時点では9番手につけた。しかし、残り6分でクラッシュによる赤旗が提示され、そのままセッションは再開されることなく終了。宮田は10番手で予選を終え、スプリントレースではリバースグリッドによりポールポジションを得た。
スプリントレース:ポールスタートから6位入賞
17日(土)午後3時15分より、気温21度、路面温度35度のドライコンディション下でスプリントレースが行われた。宮田はポールポジションからスタート。スタート直後こそ遅れはなかったが、2番手スタートの車両に1コーナーで並ばれ、2位に後退。その後もしばらくは2位を守ったが、10周を過ぎる頃から後続の追い上げに押されて徐々に順位を落とした。それでも粘りの走りを見せ、6位でゴール。待望の今季初ポイントを手にした。

フィーチャーレース:戦略がSCで崩れ16位
18日(日)のフィーチャーレースは、ピットストップ義務付きの35周レース。午前10時からスタートしたこのレースでは、気温20度、路面温度31度と比較的涼しい条件での戦いとなった。フォーメーションラップ中に1台がストップしたことで、宮田は実質9番手からのスタートとなった。
上位勢がオプションタイヤ(スーパーソフト)を選択する中、宮田はプライムタイヤ(ソフト)を履いてのロングラン戦略を選択。スタートで7位まで浮上したものの、4~5周目には再び9位へとポジションを戻す展開に。しかし、6周終了時点でオプション勢が一斉にピットインしたことで宮田は3位まで浮上した。
14周目、他車のコースオフによりセーフティカーが導入され、プライムタイヤ勢の戦略が崩される形となった。再スタート後、宮田は軽い接触でフロントウイングの翼端板を失いながらも粘り強く走行を継続。26周目にピットインし、最後尾まで下がったが、その後の他車のピットストップにより13位までポジションを戻した。
しかし、オプションタイヤで早めにピットを済ませたことが裏目となり、終盤にはタイヤの摩耗が進行。最終的には16位でチェッカーフラッグを受けた。
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